母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

はちく

2024年06月26日 | Weblog


剥いた破竹のきれいな細身を糠で茹で
カツオの出汁やみりんとおさとう
昆布だしなどもさらりとかけ
日本酒などもさっと振り掛け
鉄板で焼き
こんがりおこげの色を確かめ
白い皿にのせて
私は食べる
外は少し蒸し暑い梅雨の空
遅いタケノコの味をことしもほくほく
味わいながら厳しい太陽の季節の前の
幸せなひとときを過ごします

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする