児童養護施設を扱ったドキュメンタリー番組に感動し、ソフトウェア会社の営業マンから「あしたの家」職員へと転職してきた三田村慎平=26歳。入所早々ダメ出し連続、空回りする善意、俺って偽善者?三年目の職員和泉和恵は、児童の進路指導で悩み、児童たちは児童たちで悩み考え、ベテランのおっさんも熱く立ち上がる???そんなですか???
流石と言う感じ。臨場感のあるお仕事小説として、児童養護施設に関する問題提起として、でも何より人間ドラマなエンターテイメントとして笑いも怒りも勘当もたっぷり詰め込まれた秀作かと。分厚いけど読み易く、一気読み可です。
面白かったです。良いです。