和歌山県和歌山市西にある交通センター前駅は、和歌山駅と貴志駅とを結んでいる全線単線の和歌山電鐵貴志川線(14.3km)の駅として、1999(平成11)年5月7日に開業しました(開業時は南海電鉄貴志川線に所属)。
貴志駅方面に向かって右側に配置された単式ホーム1面1線のみを有する無人駅で、駅舎はありません。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は238人で、これは貴志川線の全14駅中11位です。
この交通センター前駅は、和歌山警察本部交通センター(和歌山県運転免許試験場)へのアクセスを向上させる目的で建設された貴志川線の中では最も新しい駅です。
交通センター前駅が属する和歌山電鉄貴志川線は、和歌山市の東郊に延びる鉄道路線で、もともとは沿線にある日前宮、竈山神社、伊太祁曽神社などへの参詣(いわゆる三社参り)のための鉄道として建設されました。 その後、沿線は宅地開発が進んでいきましたが自家用車利用が多く、また少子化や自転車通学の浸透による高校生の通学利用の減少もあり、利用者は伸び悩んでいました。そのため、2006(平成18)年4月1日に岡山電気軌道(両備グループ)の子会社である和歌山電鐵が南海電気鉄道から事業を継承しました。
<交通センター前駅の年表>
・1999(平成11)年5月7日:南海電気鉄道貴志川線の駅として開業
・2006(平成18)年4月1日:和歌山電鐵へ継承されたことにより、同社貴志川線の駅となる
(駅 名 標)
(和歌山方面を望む)
(貴志方面を望む)
(ホーム正面入口)
(駅前の交通公園に静態保存されている南海平野線で走っていたモ217)
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