三重県多気郡大台町上楠にあるJR東海の川添駅は、亀山駅から紀伊半島を海沿いに新宮駅、紀伊田辺駅を経て和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1923(大正12)年9月25日に開業しました(開業時は紀勢東線に所属)。
長い相対式ホーム2面2線を有していて、列車交換可能な無人駅です。
2000(平成12)年2月に完成したコンパクトな駅舎が上りホーム(松阪・名古屋方面行きホーム)側にあり、下りホームへは跨線橋で連絡しています。
2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は71人です。
川添駅が属する紀勢本線は、紀伊半島を海沿いに半周する路線で、新宮駅を境に東側のJR東海が管轄する区間は非電化であり、西側のJR西日本が管轄する区間は直流電化されています。 そして、亀山駅~新宮駅(構内のぞく)間はJR東海の東海鉄道事業本部、新宮駅~和歌山市駅(構内のぞく)間はJR西日本の和歌山支社が管轄しています。
<川添駅の年表>
・1923(大正12)年9月25日:国鉄紀勢東線の終着駅として開業
・1925年(大正14)8月15日:当駅~三瀬谷駅間が開業したことにより、途中駅となる
・1959(昭和34)年7月15日:紀勢東線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1983(昭和58)年12月21日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる
・2000(平成12)年2月 :現在の簡易駅舎が竣工
・2011(平成23)年9月4日:台風12号の被害で紀勢本線の一部区間が被害を受けたことにより、営業休止
・2011(平成23)年9月6日:多気駅~尾鷲駅間が運転再開したことにより営業再開
(駅 名 標)
(左は1996年9月11日撮影:跨線橋から松阪方面を望む:右は2013年6月5日撮影)
(旧駅舎・改札側)
(左は旧駅舎、1996年9月11日撮影:右は現在の駅舎、2013年6月5日撮影)
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