5月7日は博士の日です！
日本では1887(明治20)年5月21日に「学位令」が公布され、その第2条により、法学博士・医学博士・工学博士・文学博士・理学博士の5種類の学位が定められました。
そして、翌年の1888(明治21)年の今日(5月7日)、植物学者の伊藤圭介、数学者の菊池大麓、物理学者の山川健次郎、政治学者の加藤弘之ら25人に日本で初めての博士号が文部省によって授与されました。
ただし、第1回目の博士号授与は論文の提出による博士号ではなく、教育への貢献を評価されたもので、名誉博士的なものでした。
学位論文の提出義務と審査が条件とされたのは、それから3年後の1891(明治24)年12月9日に学位令が改正されてからです。この改正により、学位は法学博士・医学博士・薬学博士・工学博士・文学博士・理学博士・農学博士・林学博士および獣医学博士の9種とされました。 この博士号は、戦前においてはその希少性から高く評価され、学位の保持者に対しては敬意が表されていました。
また、1887年に公布された学位令第1条には、博士の上に大博士の学位が定められていましたが、授与された者が1人もいなかったため、1891年の学位令の改正により博士の学位に統合されました。
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