大阪府東大阪市山手町にある額田駅は、布施駅と近鉄奈良駅を結んでいる近畿日本鉄道(近鉄)奈良線(26,7km)の駅です。
もともとは大阪電気軌道の駅として、1920(大正9)年7月13日に開業しました。
30パーミルを超える勾配の途中に設置された6両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する有人駅です。
駅舎は、上り・下りそれぞれのホームにありますが、駅構内でそれぞれのホームの行き来はできません。
額田駅の利用者は奈良線の全19駅の中で最も少なく、2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は3490人です。
戦前に大阪環状線の桜ノ宮駅を起点とし、当駅を終点とする四条畷線が大阪電気軌道によって計画され、一部区間では着工されていましたが、1934(昭和9)年以降工事は中断され、結局は開通せずに未成線となりました。
額田駅が属する近鉄奈良線は、大阪ミナミの中心地である大阪難波から近鉄奈良線まで生駒山地を貫いて最短距離で阪奈間を結んでいる路線であるために利用客は多く、1980(昭和55)年3月に関西私鉄では初めて10両編成で運転を開始しました。
<額田駅の年表>
・1920(大正9)年7月13日:大阪電気軌道の駅として開業
・1941(昭和16)年3月15日:大阪電気軌道が参宮急行電鉄と合併して関西急行鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づく企業統合により、関西急行鉄道と南海鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1992(平成4)年3月19日:6両編成対応にホームが延長される
・2001(平成13)年2月1日:スルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
・2001(平成13)年10月14日:Jスルーカードの取り扱い開始
・2006(平成18)年3月21日:区間準急の停車駅となる
・2007(平成19)年4月1日:ICカード「PiTaPa」「ICOCA」の利用が可能になる
・2009(平成21)年3月1日:Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取り扱いを終了
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始により、TOICA・manaca・Suica・PASMO・Kitaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用可能になる
・2015(平成27)年8月20日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(踏切上から布施・難波方面を望む)
(下りホームの駅舎)
(上りホームの駅舎)
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