京都府宇治市にある木幡駅は、中書島駅から宇治駅までを結んでいる京阪電鉄(初代)宇治線(7.6km)の駅として、1913(大正2)年6月1日に開業しました。
相対式ホーム2面2線を有する有人駅(早朝・深夜は無人)です。
上り・下りそれぞれのホームの宇治寄りにコンパクトな駅舎(改札口)がありますが、改札内で上下線ホーム同士の移動はできません。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は5,155人で、これは起終点駅を含む宇治線の全8駅中5位です。
木幡駅が属する京阪電鉄宇治線は、京都・大阪から宇治周辺の名所への行楽路線であり、また京都市伏見区・山科区南部や宇治市北部の宇治川右岸と京都市中心部や大阪方面を結ぶ通勤・通学路線でもあるります。そして、六地蔵駅~宇治駅間が西日本旅客鉄道(JR西日本)の奈良線と並行しています。
<木幡駅の年表>
・1913(大正2)年6月1日:京阪電鉄(初代)宇治線の駅として開業
・1934(昭和9)年9月21日:室戸台風が来襲し、停電と浸水で全線が不通になったことにより、営業休止
・1934((昭和9)年9月27日:営業再開
・1935(昭和10)年6月29日:山科川が氾濫で浸水して全線が不通になったことにより、営業休止
・1935(昭和10)年7月1日:営業再開
・1935(昭和10)年8月11日:宇治川が氾濫で浸水して全線が不通になったことにより、営業休止
・1935(昭和10)年8月13日:営業再開
・1943(昭和18)年10月1日:太平洋戦争中の陸上交通事業調整法に基づく戦時企業統合政策により、京阪電鉄と阪神急行電鉄が合併して京阪神急行電鉄(後の阪急電鉄)となり、同鉄道の駅となる
・1949(昭和24)年12月1日:京阪神急行電鉄より京阪本線・交野線・宇治線・京津線・石山坂本線の各路線が分離譲渡される形で京阪電気鉄道(2代目)が発足したことにより、同鉄道宇治線の駅となる
・1981(昭和56)年4月6日:下りホームの駅舎を改築、ホームに視覚障害者用誘導ブロックを設置
・1986(昭和61)年4月1日:朝と夕方のラッシュ時に禁煙タイムを実施
・1989(平成元)年10月1日:プリペイドカード「Kカード」の利用が可能になる
・1994(平成6)年5月1日:喫煙所を除き駅構内終日全面禁煙化
・1998(平成10)年2月27日:構内踏切を廃止
・1998(平成10)年4月 :上り・下りそれぞれのホームに車いす用のスロープを設置
・1999(平成11)年4月1日:「スルッとKANSAI」対応カードが利用可能になる
・2004(平成16)年8月1日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始により、TOICA・manaca・Suica・PASMO・Kitaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用可能になる
・2015(平成27)年4月1日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(宇治方面を望む)
(踏切上から中書島方面を望む)
(下りホームの駅舎)
(上りホームの駅舎)
撮影年月日:2019(令和元)年12月7日
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