もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1167番:最後の授業(19)別バージョン(復習用にどうぞ!)

2022-03-17 10:06:46 | 日記


最後の授業(19)
 
LA DERNIÈRE CLASSE
Récit d'un petit alsacien


きょうは小文字始まりです.分詞規則の暗誦を唱える順番が
来た「私」がどうなったか: という続きからです.
 尚ですね、アメル先生の発言は、実は2ページに渡って
続いています.とりあえず、≪≫は、閉じて ≫ で終わります.


——————————— 【19】————————————————

mais  je   m'embrouillai  aux  premiers  mots,   et  je  restai  de-
bout  à  me  balancer   dans  mon  banc,   le  cœur  gros,  sans
oser  lever  la  tête.


———————————— (訳)—————————————————

でも私は始めのいくつかの語で躓(つまづ)いてしまいました.ためら
うばかりで自分の席で立ちすくんだまま、胸が一杯で、顔すら上げら
れませんでした.


——————————— 《単語・註釈》———————————————
    
m'embrouillai: (単純過去1単) <s'embrouiller もつれる、混乱する 
         訳が分からなくなる;
     <embrouiller (他) ❶もつれさせる、
              ❷混乱させる、紛糾させる  
à:(地点を表す前置詞)  ~において、~で、~に
     aux premiers mots:始めの言葉から
        je m'embrouillai aux premiers mots
         私は始めの言葉からつまずいた.
       (注)aux = à + les 
        そしてà が縮約を受けると、アクサングラーヴは取り払われる
          à + le = au  (àu ではない)
       ついでにいうと  à が文頭に来て大文字になるときも一般に
    アクサングラーヴは取り払われる. 
      ——質問です.なぜ消えるのですか?
  ——そんなこと私に聞かれても...お日様がのぼると、お月さまが
     消えてしまうということでしょうか.
      ——再婚すると、前の子は連れて行けないということネ.
  ——それは相談して一緒に暮らせるなら、そうしてください.
     —— いいの?
     —— シェルブールの雨傘ね、カサールさんは子連れをOKしたよ.
     ジュヌヴィエーヴは幸せものだよ.
     —— そうなの?  
se balancer:(代動) ためらう
rester debout:立ったままでいる
le cœur gros:胸が一杯で; 熟語avoir le cœur gros (悲しみで胸が一杯だ) 
           のavoir がayant となるべきところ脱落したもの.

 

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1166番:最後の授業(19)

2022-03-17 10:04:30 | 日記


最後の授業(19)
 
LA DERNIÈRE CLASSE
Récit d'un petit alsacien


 ——————————— 【19】————————————————

mais  je   m'embrouillai  aux  premiers  mots,   et  je  restai  de-
bout  à  me  balancer   dans  mon  banc,   le  cœur  gros,  sans
oser  lever  la  tête.

———————————— (訳)—————————————————

しかしぼくは、出だしの言葉から、躓いてしまった.自分の席に
立ったままもじもじして、胸がいっぱいになって、顔を上げるこ
とさえ出来なかった. 


——————————— 《単語・註釈》———————————————
       
m'embrouillai: (単純過去1単) <s'embrouiller (代動) もつれる、
[マンブルイエ]   混乱する、わけがわからなくなる
               s'embrouiller dans ses explications / 説明がもたつく
aux premiers mots:出だしの言葉から、
se balancer:[文] ためらう、ぐずぐずする.
restai debout:(単純過去1単) <rester debout 立ったままでいる 
    このあとの 不定詞を伴う[à] は「継続」を表して「~しながら」
    rester debout à se balancer / 立ったまま、ぐずぐずする.
  je restai debout à me balancer / ぼくは立ったまま、もじもじしていた.
le cœur gros:胸が一杯で
  le cœur は名詞ですが、ここでは後続のgros がle cœur を主語にして
  その述語となり、主述構造をもつ名詞句となります.
  le cœur gros de sentiments divers / 様々な気持ちで胸が一杯になって
  ということです.    
    一般に、主文の主語に所属する名詞(特に心や身体)が前置詞なしで
  置かれた場合でその名詞が後続語を従えている場合は、その名詞+
  後続語の間に「主語、述語関係」が成り立っている場合があります.
  とりあえず「名詞構文」と仮呼称します.
oser:(他) [oser + 不定詞] あえて~する;   
     否定文で「~すらできない」
     sans oser ~ も一種の否定文で「~すらできずに」
   sans oser lever la tête 頭を持ち上げることすらできずに

 

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1165番:最後の授業(18)

2022-03-17 10:02:25 | 日記


最後の授業(18)
 
LA DERNIÈRE CLASSE
Récit d'un petit alsacien


——————————— 【18】—————————————————

 J'en  était  là  de*¹  mes  réflexions*¹, quand  j'entendis  appeler
mon  nom*².    C'était   mon  tour   de  réciter.   Que  n'aurais-je
pas  donné   pour  pouvoir  dire   tout  au  long  cette  fameuse
règle  des  participes,  bien  haut,  bien  clair,  sans  une  faute;


———————————— (訳)—————————————————

 僕が様々な思いを巡らせていると、ぼくは自分の名前が呼ばれる
のを聞いた.僕が暗誦する番だった.ああ間違えずに声高らかに、
このくだんの分詞規則が全部言えるためだったら、ぼくは何だって
するのだが;


——————————— 《単語・註釈》———————————————

*1) J'en était là de mes réflexions:僕は思いをめぐらせていた.
   en être は「成り行き又は進捗状況」を示すのに用いられる.
    Ex.  Où en êtes-vous de votre ouvrage ? / 君の仕事はどこまで進ん
    でいますか?  
        Où en est l'affaire ? / 事件はどうなっていますか?
*1) en être là de ~:(慣用句) 「~がそこまで進む」 
*1) réflexion: ❶熟慮、反省、 ❷考察、意見
        本文では複数形で「様々な思い」
*2) j'entendis appeler mon nom.:僕は自分の名前が呼ばれるのを聞いた. 
*2) entendis (単純過去) <entendre (他) ~が聞こえる、を聞く
*2) entendre (が聞こえる)、voir (が見える)、sentir (が感じられる)
      などの感覚動詞ではその動詞の直後に主語と別の動作主の不定詞を
   置いて「~されているのを聞く、見る、感じるetc」という表現を
   作ることができる.その動作主はparやà を介して示される.
      j'entendis appeler mon nom par M.Hamel.
      アメル先生が僕の名前を呼ぶのが聞こえた. 
   (アメル先生によって僕の名前が呼ばれるのが聞こえた) 
      本文では誰が自分の名前を呼んでいるのかはあきらかなので
   par M.Hamelまでは言い及んでいません.       
fameux(se):(形)[名詞の前] 例の、          
règle:(f) 規則
participe:(m) 分詞; (形) 分詞の
tout au long:詳しく、全部                
m'embrouillai:<s'embrouiller  


————————————≪文法≫—————————————————

Que n'aurais-je pas donné, pour ~ :
  ~のためならば、私は何を与えないだろうか.
   ~のためならば、なんでもあげる(どんなことでもする)のだがなあ.

 

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