語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1821番:さすらいの青春(250)

2023-01-19 19:13:08 | 日記


さすらいの青春(250)


————————【250】———————————————

  « Il n'est pas là, le patron ?  dit-il en s'asseyant.» 


—————————(訳)————————————————

  「ご主人はおられますか?」モーヌは座りながら
尋ねた.

..————————⦅語句》————————————————
             
patron:(名詞) 店主、経営者、社長
        (召使いに対し)一家の主人[主婦]
   日本語のパトロンとは違うので要注意.
   話しかけている相手も主婦のようなので
   patron なのですが、ここではモーヌは
   農場経営主の意味で尋ねていると解しても
   一家のご主人という意味に解してもOKです.
        関西弁で「大将」と呼ぶあの言葉になる
   と思います.「大将いはりまっか?」

       一方日本語でなじみのパトロンはたしかに
   出所はフランス語のようなのですが、
       本家のフランスでは「保護者」の意味では
   [廃語]とされています.愛人と保護者の関係
   はもはや、独立した日本語でしょう.

   話し言葉では「旦那」「亭主」などで使われ
   ますので、本文は「旦那さんいますか?」と訳し
   てもOKです.というか、その方がこのストーリー
   展開から読めばもっとも自然な訳になります.
   
          パトロンはいますか?などとすれば、頬っぺた
   叩かれます.

 

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1820番:さすらいの青春(249)

2023-01-19 19:10:52 | 日記


さすらいの青春(249)

 
————————【249】———————————————

  Il  y  eut  un  silence,   pendant   lequel  Meaulnes,
debout,  regarda  les  murs  de  la  pièce  tapissée  de
journaux  illustrés  comme  une  auberge,  et  la  table,
sur  laquelle  un  chapeau  d'homme  était  posé. 


.—————————(訳)————————————————

一瞬沈黙が流れた.その間モーヌは立ったまま、宿のよ
うに絵入り新聞で飾られた部屋の壁や、紳士物の帽子が
置かれているテーブルを眺めていた.


...————————⦅語句》————————————————
            
tapissée:(形、過去分詞) <tapisser         
tapisser:(他) タピスリー(つづれ織り壁掛け)で飾る
       壁紙をはる     
    tapisser un salon / 客間につづれ織りをかける
    tapisser un mur de papier peint / 壁に壁紙をはる    
illustré(e):[イリュストレ](形) 挿絵入りの、(m) 絵入り新聞、
    グラビア雑誌

 

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1819番:さすらいの青春(248)

2023-01-19 14:55:38 | 日記


さすらいの青春(248)

 
————————【248】———————————————

 « Excusez-moi,  ma  pauvre  dame,   dit  le  grand 
garçon,  je  crois  bien  que  j'ai  mis  le  pied  dans
vos chrysanthèmes. »
  Arrêtée,  un  bol  à  la  main,  elle  le  regardait.
 « Il est vrai,  dit-elle,  qu'il  fait noir  dans  la cour à
ne  pas  s'y  conduire. »    
  
—————————(訳)————————————————

 「すみません、申し訳ないことですが奥様」、少年は
言った.「あなたとこの菊畑の中に足を踏み入れてしま
ったようなのです」.
 鉢を持つ手を止めて、婦人は少年を眺めた.
 「確かに、」婦人は返答した.「庭も暗くなってきたの
で、歩いている場所もわからないでしょう」.


..————————⦅語句》————————————————
      
bol:[ボル](m) 椀、鉢、大コップ; 
     un bol de riz / 茶碗一杯の飯
se conduire:(代動) ①行動する、振舞う、
    (ある)態度をとる; ❷自分を導く
  ㊟「馬車を乗りつける」という意味ではない.
  se がついていることに注意.conduire は代名動詞の
  ばあい「運転する」ではなく「運転される」という
  意味になるので、おかしいと気づくと思います.
   (馬は毛布を掛けてもらって牧場の端にいます)
    (馬車がいくつも小川を飛び越せませんし)

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1818番:さすらいの青春(247)

2023-01-19 14:47:48 | 日記


さすらいの青春(247)

 
————————【247】———————————————

Une  bonne  femme,  dans  la  maison,   se  leva  et  
s'approcha  de  la porte,   sans  paraître  autrement  
effrayée.   L'horloge  à poids,  juste  à  cet  instant,  
sonna  la  demie  de  sept heures.


—————————(訳)————————————————

人のよさそうなこの家の婦人が見上げると、門に近寄っ
て行ったが、別段、驚いた様子もなかった.そしてまさ
にこの瞬間、大時計が午後7時半の時刻を鳴らした.

 

..————————⦅語句》————————————————
                                
autrement:(副) 別なふうに、さもなくば
effrayée:(形、過去分詞女性) おびえるように、
    たじろぎながら、
    <effrayer (他) おびえさせる、こわがらせる  
poids:(m) 分銅、重り
l'horloge à poids:(昔の)重錘(ジュウスイ)大時計
   (動力におもりを使った)分銅引き柱時計、   

 

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1817番:さすらいの青春(246)

2023-01-19 14:47:48 | 日記


さすらいの青春(246)

 
————————【246】———————————————

  Le volet  de  la porte  était ouvert,  et  la lueur  que
Meaulnes   avait   aperçue   était  celle  d'un  feu  de 
fagots  allumé   dans  la  cheminée.  Il  n'y  avait  pas
d'autre  lumière  que  celle  du  feu.  

 

—————————(訳)————————————————

門の蛇腹は開いており、モーヌが見ていた光は、薪束が
暖炉の中で燃える光だった.他に火の光はなかった.
 

.————————⦅語句》————————————————
         
volet:(m) 鎧戸、シャッター、雨戸     
lueur:[リュウール, lчœr](f) ほのかな光、微光      
fagot:(m) 薪束  
allumé:(過去分詞) <allumer (他) 火をつける
   s'allumer (代動) 火がつく
      allumage (m) 点火、点灯
cheminée:(f) ①煙突; ❷暖炉、マントルピース

 

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