「おとうと」(37)(フィリップ短篇集より)
LE PETIT FRERE
—————————【37】—————————————————
Mais lui, il ne s'aperçut de rien. Il avait
couru parce qu'il croyait que le chocolat était
prêt.
—————————— (訳)—————————————————
だけど、この男の子、エマニュエルは何も気づきませ
んでした.彼はきっとチョコレートが用意されているん
だと信じていたから、走ってきたまででした.
——————————《語句》——————————————————
s'aperçut:(3単単純過去) < s'apercevoir [deに]気づく
couru:(p.passé) < courir (自) 走る;
本文はavait + couru で直説法大過去となっている.
前回のつづきですが、était essoufflé / 息を切らして
いた、というのは「走ってきた」からでした.