サウンドオブミュージック(913)
Sound of Music
.———————【913】———————————
Who could describe my astonishment,
however, when one evening as we were
lined up as usual, I noticed a mischie-
vous light in my husband's eyes after we
had already greeted at least a couple of
hundred ladies. He simply beamed and
said something to each one. I had to
find out, and moved closer and closer,
until I had, all of a sudden, to use my
handkerchief to suppress a severe attack
of coughing. I had heard him say in
our native tongue :
“ dreihundertsechsundsiebzig (376), drei-
hundertsiebenundsiebzig (377), dreihundertacht-
undsiebzig (378) ...”
And each lady answered, quite flattered :
“ Oh, thank you !”
He was counting them ! When we
finally met, coffee in hand, all he said,
with a twinkle in his eye, was :
“ sechshundertelf (611) !”
.————————(訳)————————————
ある夕べのこと、いつものようにご挨拶のため
私たちは横一列に並んだときのこと、あれは少な
くとも2~300人のご婦人方と挨拶をしたあと、
ゲオルクの目にいたずらっぽい輝きを見た瞬間の
私の驚きようは、筆舌に尽くせませんでした.彼
はただ輝くばかりにまばゆく、ご婦人ひとりひと
りに何やら声を掛けていました.私はいったい何
ごとなのか、確かめずにはいられませんでした.
そこで彼ににじり寄ってみました.突然、私は咳
き込むような気がして、ハンカチで口を抑えずに
はいられませんでした.彼は何と、母国のオース
トリアの言葉で、人数を数えていたのでした:
「ドライフンダートゼクスウントズィープ
ツィッヒ(376)、ドライフンダートズィー
ベンウントズィープツィッヒ(377)、ドラ
イフンダートアハトウントズィープツィッヒ
(378)....」
するとご婦人方はめいめい、とてもよろこんで
返事をなさるのでした:
「あら、どうもありがとう!」
夫は人数を数えていたのでした.やっと終わって
私たちは、コーヒーを手にもって顔を合わせたとき
夫は目を輝かせて、
「ゼクスフンダートエルフ(611)」
と呆けて言ったのでした.
————————⦅語句⦆————————————
mischievous:(形) ❶いたずらっぽい、
❷悪意のある
beam:(自/他) 光り輝く
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