語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4853番:トニオ・クレーガー(16)

2024-09-26 03:20:23 | 日記


トニオ・クレーガー(16)


————————【16】——————————————

  » Ich  hatte  es  nämlich  nicht  vergessen,
Tonio «,  sagte  Hans  und  blickte  vor sich  
nieder  auf  das Trottoir,  » sondern  ich  dachte
nur,   daß  heute   doch  wohl  nichts  daraus  
werden  könnte,   weil  es  ja  so  naß  und  
windig  ist.    Aber   mir  macht   das   gar  
nichts,  und  ich  finde  es  famos,   daß  du  
trotzdem   auf   mich  gewartet   hast.   Ich  
glaubte   schon,   du   seist   nach   Hause  
gegangen,   und  ärgerte  mich...«
   Alles  in  Tonio  geriet  in  eine  hüpfende
und  jubelnde  Bewegung  bei  diesen  Worten. 
 

————————(訳)———————————————

  「つまりさ、忘れていたわけじゃないんだよ、
トニオ」、ハンスが言いました.そして自分の下
の歩道に目をやって、「きょうはさ、雨模様だし
風も強いから散歩は出来なくなるだろうって思
って.でもそれだけを考えていたんじゃないん
だ.そうじゃなくて、ぼくは君がもうぼくを待
ってくれているなんて全然思ってなかったんだ.
でも待っていてくれたことに気づいて、素晴ら
しいと思ったんだ.ぼくはもう君が家に帰って
しまったと思って腹を立てていたんだ.」
 これらの言葉にトニオの心の中では何から何
まであらゆるものが飛び跳ね、歓声を上げる感
動となった. 


—————————〘語彙〙———————————————

nämlich:(副) [より詳しくいうときの言い換え
    の切り出しで用いる]
 ❶すなわち、つまり、 
 Ich komme später, nämlich nach dem Abendessen.
  あとで、つまり夕食後に伺います.
 [文頭以外の位置に置かれる(理由を述べる)]
 ❷というのは
  Ich komme später, ich habe nämlich noch etwas zu erledigen.
  あとで伺います、というのもこれからまだすることが
 ありますので.
 [付加語形容詞として定冠詞とともに使う用法もある]
 ❸同じ、同一の
 Sie trägt wieder das nämliche Kleid. / 
 彼女はまた同じドレスを着ている.
das Trottoir:(eタイプ) 歩道 
   [フランス語からの外来語.シャンソンのMarie-Trottoirは
    おそらくマリーのあだ名で、歩道のマリー]
blickte:(過去3単) 
   <blicken (自) 目を向ける、見る、見やる
      auf die Uhr blicken / 時計を見る
   in die Zeitung blicken / 新聞をのぞく
   zum Himmel blicken / 空に目をやる
    Mutter, Mutter, wenn ich zum Himmel blicke, da ist Sie.
   おふくろさんよ、おふくろさん、
      空を見上げりゃ空にある. 
     これは私の怪しい独作文なので批判的に見てください.
nieder:ここでは副詞、「下へ」
       das auf und nieder des Lebens / 人生の浮き沈み
       辞書の用例ですが、私が思うに「無常」ですね.
       「無常」を逆引きしたら Vergänglichkeit.
        まさに諸行無常の「行」(なりゆく、変ってしまう)
    がvergäng に込められているような気がします.
        では、「変らない」という表現はどうしましょうか?
    bleiben が思い浮かびます.
    Sie bleibt dieselbe./ 彼女は昔と変らない.  
naß:(新綴りnass)(形)❶濡れた、湿った、❷雨の多い  
windig:(形) ❶風の強い、風通しのよい;
    eine windige Stelle / 風がよく当たる場所
        Heute ist es windig. / きょうは風が強い.
        ❷(話) 信頼できない、いいかげんな、あてにならない
         eine windige Mensch / あてにならない人間
famos: [ファモース](形)(話) すばらしい、すてきな  
trotzdem:(副) それにもかかわらず

geriet:[ゲリート] (過去3単) <geraten (自/s)偶然~に至る
     [in + Akk][予期しない状態に] 陥る、なる
     [状態に] なる、
   Das ist mir nach Wunsch geraten. / 
   それは私の希望通りになった.
hüpfende:(現在分詞) 
   <hüpfen (自/s) ぴょんぴょん跳ねる 
jubelnde:(現在分詞) 
   <jubeln (自/h) 歓声を上げる、歓呼する
die Bewegung:(enタイプ)❶ 動き、動作、身振り、運動
       ❷感動、興奮、動揺
Worten.(複数D) <das Wort 
    das Wort が「単語」という意味の時の複数形は
   die Wörter (変erタイプ)
    das Wort が「言葉」という意味の時の複数形は
   die Worte (Worten は複Dat.)
mich ärgerte:(ぼくは腹を立てた、1単過去)
   <sich ärgern  腹を建てる

 

 


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