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【社説】尹美香の議員職辞退理由は尽きない

2020-09-19 12:09:46 | 日記
【社説】尹美香の議員職辞退理由は尽きない

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.17 11:1115 글자 작게
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日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正議連)の理事長と韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)常任代表を務めた与党「共に民主党」尹美香(ユン・ミヒャン)比例代表議員を起訴した検察の今月14日の起訴内容がその通りなら、尹氏は横領・背任・詐欺などの犯罪を犯した「破廉恥犯」と異なるところがない。

にもかかわらず、真実を初めて暴露した李容洙(イ・ヨンス)さん、認知症のうえに寄付詐欺に遭った吉元玉(キル・ウォノク)さんをはじめとする旧日本軍慰安婦被害者と国民の前で公開謝罪さえしなかった。

それどころか開き直って検察捜査を批判し、起訴翌日にこれ見よがしに国会本会議場に現れ、笑顔さえ見せた。

犯した罪を反省し、悔いるような最小限の「そぶり」さえ見せなかった。厚顔無恥もここに極まれり、だ。

事実、疑惑が提起されてから4カ月ぶりに起訴はしたが、検察は権力の顔色を伺うのろま捜査・手抜き捜査という批判を受けている。

尹氏が犯した犯罪は深刻だが、拘束令状は最初から請求さえせず、2度の召喚で事件を終えた。

起訴内容を見ると手抜き捜査という指摘は避けがたいように見える。

例えば、挺対協と正義連はこれまで数十億ウォンの寄付金を集めたり政府補助金を受領したりしたが、検察の捜査で資金追跡が徹底かつ十分だったのか、依然として疑問が残る。

尹氏は5つの個人口座で集めた寄付金、挺対協経常経費口座と麻浦(マポ)憩いの場職員の口座から個人口座に移動させたお金など1億ウォンほどを任意に消費して横領した。

娘の米国留学費が1億ウォンだと主張していたところ今回の検察捜査で3億ウォンに増えたが、横領した公金との犯罪関連性を明らかにすることができなかった。

現金で家を数軒購入したと主張したことに対しても、検察の資金出所糾明が明快でない状態で中途半端に免罪符を与えたという指摘もある。

検察は寛容捜査という不名誉をすすぐためには真相究明が不十分な部分を補強捜査して追起訴をするべきではないか。

挺対協と正義連の不良公示など会計処理過程で多くの問題が見つかったが、現行法上、処罰規定がなく立法補完も急がれる。

よしんば手抜き捜査というレッテルがはられたとしても、今までの検察捜査で明るみになった容疑だけでも罪が軽くなさそうだ。

犯罪行為に相応する重い責任を当然負うべきだ。

当初、尹氏が比例代表で国会議員になったことは、慰安婦権益保護活動などを評価されたためだった。

だが、尹氏がおばあさんを利用して私腹を肥やすなど不正腐敗行為が白日の下に明らかになった以上、議員職からの辞退が当然の手順だ。

権力の背後に隠れて無罪と潔白を主張して持ちこたえたからといって済む状況ではない。

これまで尹氏を擁護してきた李海チャン(イ・ヘチャン)前民主党代表、李容洙さんに対して「痴呆(ちほう)」「土着倭寇」と暴言を吐いたキム・オジュン氏ら親与勢力も国民の前で謝らなければならない。

尹氏が辞退しないのなら、与党は除名と党除名など強力な措置を取るべきだ。

韓国与党、金大中元大統領の息子・金弘傑議員電撃除名…財産虚偽申告、不動産投機疑惑

2020-09-19 12:06:56 | 日記
韓国与党、金大中元大統領の息子・金弘傑議員電撃除名…財産虚偽申告、不動産投機疑惑

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.09.19 09:


金大中元大統領の三男で、与党「共に民主党」から除籍処分を受けた金弘傑議員。

韓国与党「共に民主党」は金大中(キム・デジュン)元大統領の三男である金弘傑(キム・ホンゴル)議員を除名することにした。

民主党は18日、緊急最高委員会議を開き、最近の財産虚偽申告と不動産投機疑惑で物議を醸した金弘傑氏に対して除名を議決した。

今月16日、党倫理監察団を構成し、金弘傑氏に対する監察・調査に着手してから2日ぶりだ。

崔仁昊(チェ・インホ)首席報道官は「党倫理監察団長である崔基相(チェ・ギサン)議員が、金弘傑氏に対する非常懲戒および除名を李洛淵(イ・ナギョン)代表に要請し、最高位も同意した」と伝えた。

崔報道官は除名決定の理由について「倫理監察団は虚偽申告など公職選挙法違反の有無に対する調査を開始したが、金弘傑氏が監察業務に協力するとみられなかった」とし「(金弘傑氏は)党の不動産政策趣旨に符合しない不動産過多保有などで党の品位を傷つけたと判断した」と説明した。

懲戒議決の根拠としては「重大かつ顕著な懲戒の事由があるか、その処理を緊急に行わなければ党に重大な問題が発生する恐れがあると認められる場合、党最高位の議決で懲戒の処分ができる」という非常懲戒党規を挙げた。

この日の除名議論は、最高委員も緊急最高位が招集された後に知ったほどの速さで行われた。

民主党の核心関係者によると、崔基相団長がこの日午後2時ごろ、李代表に「緊急報告が必要だ」と連絡し、これに対し李代表は通仁(トンイン)市場の訪問日程を短縮した後、午後4時30分ごろ国会に戻って崔団長の報告を受けた。

この席で崔団長は「金弘傑氏から説明や主張を聞こうとしたが誠実に応じる意思がない。離党意志もないので除名を要請する」という趣旨で報告したという。崔報道官は「金弘傑氏も党の決定を異議なく受け入れた」と明らかにした。

この日の決定で金弘傑氏は2016年の民主党入党から4年で党籍を失うことになった。

ただし、比例代表なのでひとまず議員職は維持する。公職選挙法第192条によると、

比例代表議員は党籍を失ってもその理由が政党間の統合や政党解散、または除名の場合、議員職を失わないことになっている。

金弘傑氏は4月の総選挙前の候補者財産申告の際、マンション分譲権〔今年2月の相場で12億3500万ウォン(1億1100万円)〕の申告漏れで、虚偽申告疑惑を受けてきた。