Zen禅

心理学に基づく坐禅の研究-心の風景を眺め、流れていく気持ちの音を静かに聴く(英訳)

½ in the 3 Acts3幕中の½

2022-05-11 | バレエ

 

 

 

 

私の人生は3回劇的に変わった。

I have 3 times of dramatic changes in my life.

今、4回目の変化に向けて準備している。

Now, I am preparing for the fourth change.

 

人の生き様は宿命や運命によって、

予め決まっているのだろうか。

Is our way of life of us predetermined

by fate or destiny?

或いは、自らの意思で未知の道を切り開き、

開拓していくのだろうか。

Otherwise, will it be pioneered by one’s will

and tapping for unknown paths?

 

 

私が20代になった時、

姉が私を有名な占い師に連れて行ったことがあった。

One day in my twenties,

my big sister took me to a famous fortune-teller.

その占い師は私の生年月日と手相だけ見て、

あなたは外国で暮らすようになる、

国が3回変わる、大学を2つ卒業すると言った。

The fortunes-teller told us that

you would live abroad,

the living country would change 3 times,

and graduate from two colleges

just by looking at my date of birth and palmistry.

 

当時は全てに挫折していて、

未来に何の希望も持てなかったから、

冗談のように聞こえて、

お金の無駄使いになったと思った。

At that time, I was a total loser at everything,

and I had no hope for the future,

so it sounded like a joke to me

and thought that it was a waste of money.

 

だが、日本で2つの大学を卒業した時に、

突然あの占い師の予見が当たっていたと気がついた。

However, when after I graduated from two universities in Japan,

I suddenly realized that her prediction was a grand hit.

けど、それはそこまでで、

また住む国が変わるとはとても思えなかった。

But that was all, and I could not have an image of

living in another country furthermore.

 

しかし結局、あの占い師は

30年後の私の進路を全部当てたことになった。

But in the end, that fortune-teller predicted correctly

all the paths that I have pathed

for more than 30 years at that time.

 

だから、私の人生の幕は3幕で終わると何となく思った。

So with that point, I somehow thought that

the stage of my life would end in the third act.

 

アメリカで理想な結婚生活を送って、

年相応に老けて、やりたい仕事をして

それでお終いだと思った。

Having an ideal marriage life in the United States,

aging appropriately, working for what I want to do,

and that is over I thought.

通訳家になることを目指して、

日々訓練をすることは日常だし、

個人的に研究している坐禅も進行系なので、

強いて言えば、起きている間は

何かに努力していることに慣れきってしまっていた。

To become a translator I train myself every day on daily basis,

and the Zen-meditation

which I personally study as a going project,

so to put in a summary,

I am pretty used to do efforts on something

while I’m awake.

 

その平和的な日常が突然、

心に波紋を起こしたのである。

Such a peaceful daily routine

suddenly rippled out in my mind.

 

先週の土曜、いつものようにバレエレッスンに行き、

モップでフロアを掃除していたら、

先生が6月の発表会に出てくれる?と聞いてきた。

Last Saturday, I went to the ballet lesson as usual

and mopped the floor before the lesson,

my ballet teacher asked me

if I would attend the June recital?

とりあえず、“I can try”と返事はしたのだが、

先生の期待に応えられる自信がまだ持てない。

For the time being, I replied “I can try”,

but still, I don’t have the confidence

to deserve her expectation of me.

 

だが、引き受けた以上、

最善を尽くすレベルさえも

超えていかなければならない。

But as long as I accepted the offer,

I have to go beyond the level of doing my bests.

 

私は今まで、自分の限界までいったら

そこでストップする練習をしてきた。

The practice that I have been doing so far was,

I stop it when I reached my limit.

限界を知ったことで、

一旦そこで休憩期間を取り、

ある程度の時間が経つのを待ってから

また繰り返ししている。

Know the limits and take a break for a while

and waiting for some time passing

and then I repeat the practice.

 

自らが限界を知り、

そこにどうやって向き合っていくのかを

観察することに感心があったから、

自分の限界を超える試みはしていなかった。

Since I have been interested in observing

how am I facing my limit and knowing it well,

I did not try to overcome my limits.

ところが、他人に見せることになると、

自分の限界なんかは平気に超えてなくてはならない。

But when it comes to showing it to others,

I have to easily overcome my somewhat limits.

 

私自身の身体的な限界は他人にとっては、

ただの超えて当然の当たり前のことになる。

The physical limit of my own is

just a matter of course for others

and it is like basic grounds.

練習不足だとか、向いてないとかは

何の言い訳にならない。

There is no excuse for not having enough practice

or don’t have a talent for it.

 

ただ、先生が考案した振り付けを

先生が望むようなレベルで

視覚化しなければならない。

Merely, I should visualize the choreography

she designed to the level she desires.

 

とにかく、私は到達すべきレベルに、

何があっても期間内についていなければならない。

Anyway, I have to reach the level which I must,

within a certain term no matter what.

 

言い訳も誤魔化しも無い。

There should not be excuses or tricks.

 

自分の体で勝負するしかない。

I have to fight with my own body.

 

私の人生の最終幕は既に上がっていたと思ったのだが、

その幕のカーテンはまだ上がっていなかった...

I thought that the final curtain of my life stage

had already been up

but it was not opened yet...

 

 

 

 


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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (閑斉)
2022-05-11 13:33:28
テレビで「突然占ってもいいですか」という番組があり、妻と観ています。
それで、出演者の過去を何歳の時どうっだたとか、これからどうなるとか、ズバズバ言っているんですが、やらせかなとも思って、まぁ、バラエティー番組だからと思っています。

先生は占い師でないので、未来については語りませんが、沢山の生徒を見て来た過去の豊富な経験から、その個人に一番合った指導をされていると思います。

努力する人には、そういう場所を用意するのかと思いました。
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先の事は分からない (榮 久)
2022-05-21 03:17:00
ネット仲間である北欧の友人から始まった呼びかけで
ウクライナ難民支援の支援金や窓口乗務担当者が決まり
英、仏、独、伊、台湾、のお仲間の一員として此方での
募金や送金に追われていました。

戦争なんてお偉方と軍事産業が潤うだけで
庶民は巻き込まれて被災者と

「占い」で戦争は如何だったのでしょうね
返信する
Unknown (閑斉さんへ)
2022-05-21 05:20:35
コメントのお返し、2回めです。
はじめのは内容が暗くて、後で削除しちゃいました。
けど、まあー閑斉さんだけコメントだけ残しておくのもいよいよ気が重くなったので、一応報告しておきます。
コメントありがたくいただきました。
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Unknown (榮 久さんへ)
2022-05-21 05:28:40
そうだったのでしたね。
ある程度、コメントが無かったから
お仕事忙しいかなとか、
また出張かなーとか思ってましたけど、
なんとウクライナ関係だったとは驚きですね。

個人的にバレエの先生がロシア人なのもあって
意見は控えていますが、
先生に心境をきいたことがあります。
本当に心配してましたから、
先生の意見はまあー報道とは違いましたね。
私は報道された善と悪では判断しないと言いましたけど、
夫は先生と私ほど近くないから
言いたい放題ですけどね。

榮久さんは偉いことしてますね。
すごい!私なら声掛けられても遠慮しちゃうかな。
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