「今日の一言」で連載中の、養生に役立ちそうな言葉を、週ごとにまとめておきました。
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真実というものは、いつも人間の病気にきくわけじゃない・・・
真実さえあれば、いつでも魂の療治ができるというもんじゃあない・・・
(ゴーリキー『どん底』中村白葉訳より)
正直が一番。
でも人間には、ときにはウソも必要です。
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常に歩き、常に働くは、養性なるべし。
なんぞいたづらに休みをらん。人を悩ます、罪業なり。
(鴨長明『方丈記』より)
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観の目つよく、見の目よわく、
遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事、兵法の専也。
(宮本武蔵『五輪書』より)
木を見るときは、森も観ましょう。
患部を見るときに、全身も観るように。
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心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ。
(サン=テグジュペリ『星の王子さま』内藤濯訳より)
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寿ながければ辱多し
(『荘子』「天地篇」より)
古の聖人、堯の言葉。
長寿だからといって徳を養えるわけではない、と言いました。
それに対して荘子は、
命が長ければ自然の摂理にしたがって、自由気ままに生きたらよい、
と言います。
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一、深くこの生を愛すべし
一、省みて己を知るべし
一、学芸を以って性を養ふべし
一、日日新面目あるべし
(会津八一「秋艸堂学規」より)
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先掬ぶ 暁わくや つつ井づの 井づつの水は 薬とぞなる
(曲直瀬道三『養生誹諧』より)
まずむすぶ あかつきわくや つついづの いづつのみずは くすりとぞなる
朝に一すくいの水を飲むことは身体によいものです。
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