新型ウィルス被害も
中国武漢で発生してから半年が経過し、日本などでは収束へ向かい経済活動も再開されようとしていますが、これから感染拡大という国もあります。
ところで新型への「次亜塩素酸水」の有効性について
-
- 普及させたい側(機構・メーカー)と
- 疑問視する側(現場・研究者)とで
対立しているようです。
(速報)強酸性電解水のウイルスへの有効性が確認されました:株式会社セルフメディカル
2020/06/12 06:27の視聴ですが、「独立行政法人 製品評価技術基盤機構 検証試験結果(pdf)」へリンクし「経済産業省の諮問機関により、強酸性電解水のウイルスへの有効性が確認されました」という表現だけで、少々がっかりしました。
大体において日付がないのは「不都合ならいつでも引っ込めると疑惑をもたれる」と覚悟の上でしょうか。1年前の「速報」かも知れませんね。
「次亜塩素酸水」に関して、これまでの経緯及び弊社の見解:TECH CORPORATION(当サイトの内容は2020年6月8日のものです)
2020/06/12 の確認では、記事そのものの日付はないようです。これまた「いつでも引っ込める」ためなんでしょうか。
本来の用途(安全に食品や生活用品、衣類の洗浄・除菌)以外の「特定の菌やウイルスへの有効性」は意図されたものではないとしています。「洗剤や消毒剤、消毒薬に比べて効果が及ばない点もありますが、安全性を最優先した結果であることとご理解いただけますと幸甚です」とも。
「コロナに効果なし」に反論 次亜塩素酸水普及の有志の会 :産経新聞 2020.6.11 16:21
新型ウィルスには効果がないとしたり、噴霧が有害とする報道に我慢ができないようで、米国では広く使われ、中国でも有効とされている、とします。
次亜塩素酸水噴霧の安全性に疑問 加東市役所の霧化器回収:神戸新聞NEXT 2020/6/12 05:30
「経済産業省が、新型コロナへの有効性が確認されていない、とする発表を受けての措置」としますが、不勉強ながら言えば、希釈の仕方を間違ったのでしょうか。
従来の汎用噴霧器を使ったならばメーカーに責任はありませんが、専用の噴霧器だとすると問題が起こるかも知れません。
これは
-
- 次亜塩素酸水を普及させたい側
- 次亜塩素酸水の危険度を表明する側
のせめぎあいのような気がして
本来の目的に合うかどうかの「解釈の違い」に根差す対立ではないか、と思われます。
メディア側は、対立させて視聴率を上げねばならないこともあり、場合によっては「強引に、解釈の違い」を生じさせます。
認可されている側は、認可の条件を守っているので適法だとしますし、場合によっては拡大解釈されて「効果がない」とされているのかもしれません。
いつものように「本来の目的以外の使用」に関する法の改正が必要なのかも知れませんが、「本来の目的以外の使用」で法律制定側が助けられることがあるのも事実で、これが「解釈の違い」と称するゆえんです。
さてさて、皆様はどう思われますか。