への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

ヤシの実が流れ着くそうです

2022年03月08日 | 遠出

菜の花を見に渥美半島に行った日、太平洋岸を半島先っぽの伊良湖まで行き、三河湾沿いを戻ってくることになりました。

 

菜の花畑から、ちょっと先に進むと、国道沿いに駐車場があって、車が何台か止まっていました。その駐車場から人が道を渡って、海の方に下りていました。後をついていくと、

 

ヤシの木の下に椰子の実の歌碑がありました。

 読むと、島崎藤村の「椰子の実」でした。柳田國男から、伊良湖にヤシの実が流れ着いたと聞いた藤村が書いたという、あの詩です。

 

歌碑の向かいを見ると、太平洋を背にした椰子の実の記念碑がありました。こっちには、音符と歌詞が刻まれていました。

  ♬ なもしらぬ とおきしまより ながれよる やしのみひとつ

    ふるさとのきしを はれて なれはそも なみにいくつき

他に人がいましたが、つい、小声で歌ってしまいました。

 

歌碑があったところから、少し下りると岩場がありました。

そこから、西の方角を見ると、

向かいに薄っすらと見えるのは、三重県の鳥羽志摩です。伊良湖から、フェリーが出ています。

 

南を見ると、岩の向こうに太平洋です。

 

東を見ると、遠くまで砂浜が伸びていました。NHKの朝ドラ『エール』のオープニングの場面の撮影が行われたのは、このずっと先です。

 

その砂浜で、ヤシの実ではなく、きれいな花を見つけました。

冬に咲いている、何だろう?