愛知県瀬戸市の中心部を通り抜け、瀬戸市の東部にやって来ました。
ここは六古窯の里・赤津です。
この日、赤津窯の里めぐりが催されていました。
駐車場のすぐ近くにある長曽元窯三陶です。
テントの向うに倉庫が見えたので、行ってみると、
窯があって、その前にたくさんの陶器が並べられていました。
「このコーヒーカップ、いい色だ」
熟し柿の色をしていました。
出口で地図をもらいました。今回は40の窯元が参加しているとか、期待できます。
「真ん中をぐるっと一周しますか」
このあと地図を片手に、散策に出発!
すぐ近くにあったギャラリーてしごと屋です。大木が気になって近づくと、
木の下にこんなものが。ギャラリー前の坂道、灰釉坂というようですね。
灰釉坂を少しのぼって左折すると、蔦が絡まった建物がありました。
「風情があるなぁ、このあたり」
その先には陶工の墓地があって、落下したシイの実が道一面に散らばっていました。
墓地の前の道を左に進むと、味のある鉄扉!
中をのぞくと柚子。200円だったので、一袋買いました。
さらに先に進むと、
「えっ!?」
幅50㎝ほどの小径! のぼると立日窯のギャラリーがあって、中に入ると、
「ん!?」
これ、気になったんですけど。でも、多忙なスタッフに声を掛けられませんでした。
下り坂をおりて行くと、
お城のような建物がありました。地図を見ると、窯元作助(さくすけ)です。
石段をのぼって行ったら庭を通り抜けて、小径に出てしまいました。
「ん!? 地図かぁ・・・」
見ると、作助工房は左側。そこでまず右の飽津窯をのぞいて、作助に行くことにしました。
ここが飽津窯(あくつがま)です。
「 屋根、すごい!」
瓦はこの地で焼かれた赤津瓦。今ではほとんど残っていないそうですよ。
築130年の建物。中では、焼き物の展示販売やテーブル茶道が行われていました。
内部を一周して外に出てくると、スイーツの出店発見!
「どら焼き、一つください」
どら焼きを鞄につめ、再び小径に出てきました。
作助工房に向かってしばらく歩くと、
前方に、赤津瓦を屋根にのせた建物。
作助の工房です。
中庭に展示された焼き物を見たあと、奥の建物に入ってみました。
このちょっと薄い色の黄瀬戸、何とも言えない上品な色合いでした。
「最後にいいものを見たなぁ」
充実した気分になって作助を出ると、こんどは鉄釉坂。坂道を下って、
駐車場に戻って来ました。1時間半の散策でした。
ちょうど向うに見えている木々の茂っているところをぐるっと一周したことになります。
どら焼きを食べながら、秋の赤津の光景をしばらく眺めていました。