への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

北陸復興応援の旅③ 山代温泉

2024年06月11日 | 旅行

山中温泉のお祝いの宿を後にし、山中温泉街を走り抜けて、

山代温泉に向かいました。

 

山代温泉に着いて観光駐車場に車を止め、駐車場の裏手にやって来ました。

 

 

魯山人寓居跡

ここは大正4年、北大路魯山人が滞在した建物ですが・・・、臨時休館 ??

左手に回ると入口があって、軒下にショウブの葉。

奥さん  「ほら、ご近所にもショウブが飾られているよ

への次郎 「ほんとだ。祭り支度もされているね。お祭りかな

 

 

古総湯

温泉街の中心地・古総湯にやって来ると、赤ちょうちんと祭りの看板が出ていて、

菖蒲湯まつり」をしていました。向こうに人だかりが見えたから、行ってみると、

 

おそろいの法被姿の園児が踊りを披露していました。

古総湯の先では、

 

道路の両側に屋台がずらり。開店の準備をしていました。

古総湯の方から、子供の元気な掛け声と笛の音がしてきたので、戻ってみると、

 

地元の小学生がクラスごとに、神輿を担いで古総湯の回りを練り歩いていました。

ワッショイ! ピッピ! ワッショイ! ピッピ! ワッショイ! ピッピ!

 

 

薬王院温泉寺

神輿の後をついて行くと、左手に温泉寺?!

こっちの方が気になりました。子供たちの神輿と別れ、境内に入って行き、

 

本堂に上がると、お参りする中国人観光客3世代。お寺で中国の方、よく見かけます。

近くに、ここで温泉を発見したとされる行基の石像。なるほど、で、温泉寺なんですね。

 

その先のツバキの下には、与謝野晶子の歌碑。

奥さん  「ほら、この前行った山梨の酒蔵にも来ていたよね、この二人

への次郎 「いろんなところに呼ばれて行って、歌を詠んでいたのかな

 

歌碑の先に服部神社の石段があり、下りて行くと、

魯山人寓居跡前に、さきほどの神輿の一団が集まっていました。

 

 

九谷焼窯跡展示館

次は九谷焼の鑑賞です。法被姿の子供たちに別れを告げ、少し車を走らせました。

九谷焼は山代温泉でも作られていたんですよ。ここに窯跡があります。

 

受付で入場料350円を払って進むと、窯小屋があって、

中には、昭和40年頃まで使われていた現存最古の九谷焼窯がありました。

 

次は窯跡覆屋です。中にあったのは、

文政9年に九谷村から移された登窯の跡(国指定史跡)。ん? 窯の口はどこ??

 

最後は展示館。この建物は築200年の古民家で、九谷焼窯元の住居兼工房でした。

中に入ると、ロクロ体験コーナーがあって、

 

その奥には常設の展示室。さらに奥では、

ほら、あの人。中島誠之助さんのビデオが流れていて、九谷焼を簡潔に学習できました。

 

帰ろうとしたら、展示販売コーナーに目がいって。これ、とても気に入りました。

川崎友山さんの「青手瓜図平盃」。青手(あおて)とは、緑の色絵の具を印象的に配色して、絵付けされた九谷焼の代表的な技法です。

 

加賀の旅、最後にいいお土産が一つ買えました。

                                つづく