岐阜県恵那市にある明知鉄道の明智駅にやって来ました(2021/10/24)。
明知鉄道は、恵那市南部の農村地帯を走る、全長25㎞の第三セクターの非電化鉄道です。蒸気機関車C12を動態保存していて、年に数回、運転体験や乗車体験をしています。この日、乗車体験があるということで、やって来ました。
10時に明智駅に着くと、
「あっ! SLだ。もう出ている。整備中かな」
「ぴっかぴかに、黒光りしている」
見ていたら、このあとSLは、後方の車庫にもどって行きました。
「よし、あっちに行ってみよう」
このC12は旧国鉄時代、貨物を引っ張ってここを走っていたそうです。1973年の引退後は、明智小学校の校庭で保存されていましたが、2013年に明智駅に移転し、2015年から体験乗車を行っています。動力は圧縮空気。石炭をたいて蒸気をおこすものではありません。
駅舎の前にタテ看。乗車体験受付は、左奥のようです。
「おっ、ファミリーが集まっている」
みなさんブルーヘルをかぶり、このあと誘導されて、車庫の方へ移動して行きました。
車庫の方を見ると、
「なになに、きのこ列車??」
きのこ列車を見ていたら、右隣りの車庫で突然、汽笛一声!
「おっ、来るかぁ」
動く音が聞こえてきたと思った、瞬間、
「出てきた! かえで号だ」
「あれっ?? 白い煙をはいている。イキな演出かぁ」
「ファミリーが乗ってる」
このあと、急いで進行方向に走って行ってみると、
かえで号は、朝、整備をしていたところに、停車していました。
「ファミリーが運転室を見学している」
「見学したあと、また乗り込んでいる」
ここで急いで、車庫の方にもどって、SLの方を見ると、
「バックし始めた」
「来た! みんな進行方向を見ている」
「ものすごい、白煙だ!」
SLは、白煙を残して車庫に吸い込まれて行きました。
「よし! 分かった」
体験乗車の一部始終が分かりました。
今日の運転は、10:30から、11:30から、13:10から、それに14:10からの4回。
への次郎の乗車体験は、14:10からだから、まだ3時間あります。
「まずは、腹ごしらえだな」
つづく