「木曽は山が深いなぁ~」
最高気温の予想が今年初の30度になったこの日、朝から国道19号を北上しました。
木曽路の入口にある道の駅・賤母(しずも)で、トイレ休憩。
ひと休みしたあと北上を続け、長野県大桑村に入りました。すると前方に、
雪が残った中央アルプスが現れました。この日の目的地は、アルプスの向こう側です。
さらに北上し、奈良井宿の手前で右折、中央アルプスを越えます!
と言っても、権兵衛トンネルを抜けるだけですけどね。
トンネルを抜けると、前方眼下に、ぱ~っと伊那谷が広がりました。
ほら、電柱の右の雪山、あれが南アルプスです。
伊那谷の底まで下りて来ると天竜川。前方の雪山は、今超えたばかりの中央アルプス。
前方の橋を渡って、どんどん行ったところにあったのが、この日、最初の目的地です。
■伊那の農村風景
「ありゃ?! 田植えが出来ていなーい!」
去年は、おじさんがかっこよく田植えをしていたのに・・・・。反対側を見ると、
こっちも。今年の伊那谷、田植えが遅れていました。
「仕方ないなぁ。高遠に行くかぁ」
高遠をめざし左の道をまっすぐ進むと、やがて、
高遠城下に入り、ここも通過。そのあと、
クマやイノシシが出そうな山道をくねくね進んだところにあったのが、第二の目的地。
■遠照寺
信州の牡丹寺・遠照寺(おんしょうじ)です。
この時期、「ぼたん祭り」をしています。入園料500円を払って境内に入ると、
たくさんの傘の下で、牡丹が満開でした。
でも、前日の雨と夏を思わせる強い光のせいで、傷み気味。
寺の方がせわしく環境整備に動き回っていました。
「狙いは日陰だな」
で、日陰を見ていくと、ほら、
しっとり、いい感じで咲いていました。
パシャ、パシャしたあと見上げると、上に立派な屋根のお堂が見えました。
行ってみると、そこでも傘の下で、
しっとり。
向かいを見ると、茅葺のお堂があって、
奥の林から、ハルゼミの賑やかな鳴き声がしていました。
「そう云えば、去年も鳴いていたよなぁ・・・」
しばしセミの合唱を聞いたあと、江島の墓に手を合わせ、次の目的地をめざしました。
つづく