臨済宗の禅寺永保寺(えいほうじ)にやって来ました(2021/11/19)。ここは岐阜県の紅葉スポット。ちょうど見頃だそうです。
多治見市街から、車で北東に進むと、まもなく高台に着きました。虎渓山(こけいざん)といいます。もともと、ここに建てられた永保寺の山号でしたが、いまでは地名として使われています。
駐車場から歩いて近づくと、行く手を阻む寺告。
その横に地図がありました。
「永保寺のほかに、いくつか寺があるんだ」
境内に入る前に、山の上から境内を俯瞰することにしました。
左に大イチョウ、右に国宝観音堂の屋根。土岐川が向こうの山と境内の間を流れています。
左は観音堂。写っていませんが、右の方に国宝開山堂があります。土岐川は境内の向こうを右に流れています。
散策は、大イチョウのあたりから始め、時計回りに池の周りを右の開山堂まで移動します。そのあと土岐川に出たあと、再び境内にもどり、帰りはルートを変えて、土岐川沿いを駐車場に戻ることにしました。
大イチョウの前に来ました。左の建物は庫裏(くり)という台所です。
「今でも左右で、枝ぶりが違う」
庫裏の左は大玄関、さらに左は本堂です。
残念なことに、この三つの建物は平成15年に焼失し、そのご再建されました。火事のさい、大イチョウの建物側半分も焼けました。
臥龍池(がりゅういけ)という池の岸を進むと、向こうに観音堂と夢際橋(むさいきょう)という太鼓橋が見えました。
正面から見た観音堂です。鎌倉時代の創建だそうです。
「桧皮葺の屋根が反り返っている」
観音堂の左に大きな岩。
梵音岩(ぼんのんいわ)といい、上に千体地蔵がまつられた六角堂があります。境内を俯瞰したのは、六角堂のすぐ右横からです。
池の岸をさらに進み、反対方向から庭園を見ました。
さらに進むと、奥まったところに、ひっそりと開山堂が建っていました。
開山堂から、モミジの下を土岐川に向かいました。
火野正平さんが自転車で来て、手紙を読んだのは、このあたりです。
土岐川沿いを境内に戻ると、
ワンちゃんが、モミジの下にたたずんでいました。
境内の瓦土塀沿いを、右に迂回して進みました。
「赤と黒のコントラスト!」
向こうからやってきて、この黒門をくぐり、駐車場に帰りました。
そしたら、駐車場の近くに小さな花。四季桜です。行くときには、気づきませんでした。
駐車場の脇に「田楽」とかかれた旗を見つけました。ここで小休止です。
五平餅を注文。
永保寺は、入山料も、駐車場も無料でした。
貴重な文化財を見学し、きれいな紅葉を鑑賞し、小腹も満たされました。
「満足、満足」