への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

国宝と紅葉 永保寺

2021年11月22日 | 散策

臨済宗の禅寺永保寺(えいほうじ)にやって来ました(2021/11/19)。ここは岐阜県の紅葉スポット。ちょうど見頃だそうです。

 

多治見市街から、車で北東に進むと、まもなく高台に着きました。虎渓山(こけいざん)といいます。もともと、ここに建てられた永保寺の山号でしたが、いまでは地名として使われています。

 

駐車場から歩いて近づくと、行く手を阻む寺告。

 

その横に地図がありました。

永保寺のほかに、いくつか寺があるんだ

 

境内に入る前に、山の上から境内を俯瞰することにしました。

左に大イチョウ、右に国宝観音堂の屋根。土岐川が向こうの山と境内の間を流れています。

 

左は観音堂。写っていませんが、右の方に国宝開山堂があります。土岐川は境内の向こうを右に流れています。

 

散策は、大イチョウのあたりから始め、時計回りに池の周りを右の開山堂まで移動します。そのあと土岐川に出たあと、再び境内にもどり、帰りはルートを変えて、土岐川沿いを駐車場に戻ることにしました。

 

大イチョウの前に来ました。左の建物は庫裏(くり)という台所です。

今でも左右で、枝ぶりが違う

 

庫裏の左は大玄関、さらに左は本堂です。

残念なことに、この三つの建物は平成15年に焼失し、そのご再建されました。火事のさい、大イチョウの建物側半分も焼けました。

 

臥龍池(がりゅういけ)という池の岸を進むと、向こうに観音堂と夢際橋(むさいきょう)という太鼓橋が見えました。

 

正面から見た観音堂です。鎌倉時代の創建だそうです。

桧皮葺の屋根が反り返っている

 

観音堂の左に大きな岩。

梵音岩(ぼんのんいわ)といい、上に千体地蔵がまつられた六角堂があります。境内を俯瞰したのは、六角堂のすぐ右横からです。

 

池の岸をさらに進み、反対方向から庭園を見ました。

 

さらに進むと、奥まったところに、ひっそりと開山堂が建っていました。

 

開山堂から、モミジの下を土岐川に向かいました。

 

火野正平さんが自転車で来て、手紙を読んだのは、このあたりです。

 

土岐川沿いを境内に戻ると、

ワンちゃんが、モミジの下にたたずんでいました。

 

境内の瓦土塀沿いを、右に迂回して進みました。

赤と黒のコントラスト!

 

向こうからやってきて、この黒門をくぐり、駐車場に帰りました。

 

そしたら、駐車場の近くに小さな花。四季桜です。行くときには、気づきませんでした。

 

駐車場の脇に「田楽」とかかれた旗を見つけました。ここで小休止です。

 

五平餅を注文。

 

永保寺は、入山料も、駐車場も無料でした。

貴重な文化財を見学し、きれいな紅葉を鑑賞し、小腹も満たされました。

満足、満足