への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

松潤、来たのかな? 松平郷

2023年05月18日 | 遠出

岡崎市奥殿陣屋から、山一つ北側にやって来ました。

山と山の間の川に沿って走る国道301号を、東(新城市方向)に向かいました。やがて道沿いに「松平氏発祥の地」という看板があって、

                         (ストリートビュー)

そこを左折し駐車場に入りました。

この谷間の狭い地域は、愛知県豊田市松平郷です。

 

駐車場から出てくると、道沿いに旗。

 

地図を見ながら先に進むと、

 

神社がありました。

奥さん  「えっ!? 東照宮だって!

への次郎 「日光以外に、各地にあるんだよ

 

家康につながる松平氏の始祖が、ここに住み着いたのは14世紀のこと。ここに屋敷と始祖を祀る神社があったそうです。その神社に家康も合祀されて「松平東照宮」が成立しました。

 

立派な社の右に入って行くと、

 

産湯の井戸」があって、

家康もここの井戸水を用いたそうです。

 

東照宮から出てくると、上り坂がありました。

坂の上に土塀、あそこが松平氏の菩提寺・高月院です。

右の土塀を「室町塀」といい、その右の谷川沿いに「あやめ恋路」という小径があります。

 

小径をのぼって行くと、シャクナゲの花。もうおしまいのようですね。

 

への次郎 「ん!? アヤメ?

奥さん  「カキツバタじゃない、白い筋があるから

 

水の中でメダカが泳ぎ、トノサマガエルが休んでいました。その向こうにシマヘビ! カエルを狙っていたのでしょうか…。

 

この花木は鍾馗空木(ショウキウツギ)。

 

キショウブの植わっているところと、石垣の上の。「氷池」といって、

先の大戦中までここで氷を作り、岡崎に売りに行っていたそうです。

 

「氷池」を過ぎると見えてきました、高月院。

お寺の裏の山、黄金色に見えるのはツブラジイ。ちょうど開花していました。

 

先に進むと、観光客とボランティアガイドさんがいて、

説明によるとこの門、「将軍門」といって、三代将軍家光が寄進したものだそうです。

 

「将軍門」の先には、

立派な本堂がありました。

 

近づくと『どうする家康』のポスター!

奥さん  「松潤、来たのかなぁ?

への次郎 「まさか! 観光課の人でも持ってきたんじゃないの

 

そんな会話をしていたら、突然、後ろから「ゴーン!」

びっくりして振り向いたら、急ぎ去る人。

 

鐘撞堂の鐘、「利他の鐘」といい、自分のためじゃなく、他人のために撞く鐘とか。

このあと、二人で思いっきり撞くと、大きな鐘の音が松平郷に響き渡りました。

いいことをしたなぁ

 

ご褒美に、「あやめ恋路」にあった茶店に寄り、

 

ソフトクリームと天下餅をいただきました。