飛騨古川を散策し、味処古川でランチをしたあと、岐阜県飛騨市神岡に向かいました。
神岡は明治以来、鉱山の町として発展し、鉄道も敷かれました。しかし2001年、鉱山が閉鎖されると、鉄道も廃線に。廃線後、地域住民がレールを活用し、マウンテンバイクを走らせ始めたんですね。それがガッタンゴー。神岡に行く目的は、これです。
国道41号線を神岡に向かっていたら、途中、標高900mに近い数河峠。これを越えたら、向かいに雪山が見えてきました。北アルプスです。
「神岡は寒そうだな」
ガッタンゴーの始発駅、奥飛騨温泉口駅に着きました。
「現役の駅舎のようだ」
構内に入ると、マウンテンバイクがきれいに並んでいました。
「これがガッタンゴーだね」
走って行く方向を見ると、
「神岡は、山の中だなぁ」
構内を見て回っていたら、乗車手続きのアナウンス。受付に行き、手続きをしました。予約していたハイブリッド車2人乗りの代金は3200円。
じつはコースは2つあって、まちなかコースと、渓谷コース。今回は、まちなかコース往復6キロです。
その後、説明会場に案内されました。ブルーヘルをかぶり、注意事項のレクチャーです。
注意事項は簡単。「止まるな、降りるな、ぶつかるな」の3原則。
「シニアに、ファミリーに、学生?? なぜ、平日なのに」
出発前にルートを確認。
乗車場所に行くと、前のお二人、すでに前傾姿勢になっていました。
「ヤル気満々だ」
への次郎も乗車。ヘッドマークがついていて、「もみじ2号」。
50m間隔で、いざ、発進!
レールの継ぎ目を通ると、「ガッタン!」と大きな音。
「あれ!? 前の二人が見えない」
あっという間に、引き離されました。
「なぬっ?? 」
見たら、隣りの奥さん、こいでいませんでした。
「神岡大橋、いいながめネ~」
への次郎、奥さんを一喝!
奥さんに鞭が入り、「もみじ2号」グングン加速。
「ガッタン!」「ガッタン!」「ガッタン!」「ガッタン!」「ガッタン!」…
途中駅の飛騨神岡駅の手前です。高架橋です。ホームは、その上にありました。
「眺望がいい。町がよく見える」
「もみじ2号」、けたたましい音を立てながら、前の二人を追い続けましたが、
残念。これ以上、差を縮めることはできませんでした。
「前の二人、着いたみたいだな」
「もみじ2号」も、終点神岡鉱山前駅に着きました。
先発組は、すでに構内の散策を始めていました。
つづく