国道19号を北上して長野県の木曽谷にやって来ました。
木曽谷に大桑村があります。ここは中山道の野尻宿があったところ。野尻宿に入ってすぐ左折すると、やがて木曽川に出ます。そこに橋があって、阿寺橋。橋を渡ったところで車を止め、木曽川の上流を見ると、「中央アルプス!」。まだ雪が残っていました。
写真には映っていませんが、左斜面に巨大なソーラーパネルが設置されています。美しい光景が台無しです。
●阿寺渓谷 (2021/4/27)
阿寺川が木曽川に流れ込むところです。阿寺川の右岸に道があります。この道を上っていきました。
しばらく行くと、廃線の鉄橋がありました。かつて野尻森林鉄道が中央本線の野尻駅を起点に、阿寺川沿いを走っていて、ヒノキなどの木曽名木を運び出していました。
先に進むと「狸ケ淵(タヌキがふち)」がありました。ここでタヌキが化けた姿を淵に映して見たそうです。この色、死ぬまでに一度は見たいといわれている「阿寺ブルー」です。
そのちょっと先にあるのが「犬帰りの淵」です。狩人が犬を連れてこのあたりまで来ると、山の険しさから、犬が進むのを嫌がったそうです。
さらに進むと、島木赤彦の歌碑がある駐車場に着きました。ここに駐車して川に下りました。川岸から上流を見ると、吊り橋です。この吊り橋を渡って、右岸に行きました。
右岸に渡ったところに、熊よけの鐘がありました。それを鳴らしたあと、山を登ったり下ったりして小さな滝に着きました。「六段の滝」です。ただ近すぎて、滝の一部しか見えませんでした。
阿寺渓谷はさらに奥に車で進めますが、ここで引き返して次の目的地に向かいました。
つづく