台風が去ったこの日、中央道の中津川インターで下におりて下呂方面に走って行きました。
下呂の手前で、進路を西にとると、岐阜県東白川村です。ここは白川沿いの谷間の村。人口約2000人、白川茶と東農桧の村です。
■道の駅・東白川
白川沿いの国道を進むと、やがて道の駅・東白川が見えてきました。
奥さん 「えっ!? 『つちのこ村』だって!」
への次郎 「そうそう、ここはね、ツチノコがいるらしいよ」
店内で白川茶、トマトの加工品など地元の産物を見て歩いていたら、
白川茶を一杯、ごちそうになりました。
小腹が空いていたので、お店でかわいいつちのこ焼きも買って、
イートコーナーで、いただきま~す。
お店で、ツチノコについて情報を仕入れていたら、この先にツチノコを紹介した施設があると聞いて出発。
川沿いをしばらく走ると、先の方に…
奥さん 「ほら! あそこじゃない?」
への次郎 「ほんとだね、『つちのこ館』って書いてある」
■つちのこ館
駐車場に車を止めて建物に入ると、
1階が地元の物産品の販売所、2階がつちのこ資料館でした。
入館料一人300円を払って2階に上がると、
壁に資料が貼ってあり、丁寧に読みながら先に進みました。
記述からわかったことは、
●ツチノコは全国で目撃されているが、目撃例は東白川村が最も多い。
●体長30~80㎝位、黒かっ色・こげ茶色、ビール瓶大の太さ、三角の頭。
●一匹で行動、大食い、いびきをかく、ジャンプをする、動きが早い…。
●村では毎年、ツチノコ捜索のイベント(「つちのこフェスタ」)をしている。
映像コーナーの奥に扉があって、そこを開けると、
「ワーッ!!」
目撃証言をもとにつくられたツチノコが4体! ギョッとして見ていたら、
手前のツチノコが電動仕掛けでビュ~ンと飛び出してきて、
びっくりして見ていたら、今度は奥の1体がス~ッと出てきてネズミをガブッ!
奥さん 「すっごくリアルだね」
への次郎 「ん!! ここ、間違いなくいるね、ツチノコ!」
駐車場に出てきたら、こんなものが!
奥さん 「えっ!? 生捕り100万円、亡骸50万円、写真20万円だって!」
への次郎 「ここの人たちは、本気だ!!」
■親田地区
高額の懸賞金に目がくらみ? 目撃情報が最も多い親田地区に入って行きました。
やがて集落が見えてきて、車を止めると、ここにも手配書!
への次郎 「立派だね、江戸時代の高札板のようだ」
奥さん 「間違いない! いるよ、ここに」
二人で手分けして、草むらや土手をしばらく見て回りましたが、
のどかな農村風景が広がっているだけで、ツチノコの痕跡はありませんでした。
諦めて、
「さぁ、帰ろうか」
来た道を引き返しました。
白川には、ぽつんぽつんと太公望が出ていて、落ち鮎を狙っていました。
「落ち鮎のほうが、確実だね」
家に帰って東白川村の公式ホームページを開いたら、平成2年の3例を最後にツチノコの目撃が、ぱったり途絶えていました。
懸賞金も積み重なり、今では130万円を超えたそうですよ。