岐阜県飛騨市古川にやって来ました(2021/11/5)。
飛騨といえば、小京都の高山。古い町並みのある町として有名です。この高山のすぐ北に、もうひとつ古い町並みをもつ町があります。それが飛騨古川です。
朝早く、東海北陸道を一路北上。途中、ひるがの高原SAで、ひと休み。
そこから見た大日岳です。
「もうすぐ冬って感じ」
飛騨清見インターで下道に降りて、県道90号線を飛騨古川に向かいました。
「茶っぽくなっているのは、カラマツとクヌギだね」
ところがこの道、古川市街に入る手前が悪路。への次郎の愛車、泥だらけになりました。
「高山経由にすればよかった」
着きました。飛騨古川は最近、映画『君の名は。』の舞台になりました。
「ひとつ行ってみるか」
やって来たのは、JR古川駅の跨線橋です。
「これこれ」
つづいて、瀬戸川沿いの白壁土蔵街の散策です。まず観光マップで確認。
向こうにあった市役所駐車場から歩いて来ました。瀬戸川と円光寺のモミジです。
散策前に、近くの岡田屋で、ちょっと腹ごしらえ。
小腹も満たされ、散策開始。白壁土蔵街の入口付近です。
「大イチョウとモミジ、 色が濃い! 」
ここから、瀬戸川沿いに白壁土蔵街が始まります。円光寺は左です。
円光寺の境内から見た白壁土蔵街。
「ここは『三寺まいり』が行われる寺の一つだね」
三寺まいりは、親鸞聖人の遺徳を偲んで町内の3つの寺に人々が詣でたことが始まり。その後、男女の出会いの場、縁むすぶのお参りに変化したそうです。今でも毎年1月15日には、着飾った娘さんたちがお参りするそうですよ。
ちょっと先に行って、振り向くと、
「大きなコイ」
ここのコイ、寒い冬を避けるために、もうすぐ引越。それに備え、ただいま絶食中です。
白壁土蔵街を散策したあと、本光寺の前を通って八ッ三館(やっさんかん)へ。
八ッ三館は明治から大正にかけて、飛騨から信州に働きに行く女工さんが集められた旅館。小説『あゝ野麦峠』にも出てきます。
八ッ三舘から、荒城川越しに見た本光寺。
ここも「三寺まいり」が行われる寺。境内に『あゝ野麦峠』の文学碑がありました。
「帰省した女工さんたちも、三寺まいりをしたそうですよ」
つづいて、古い町並みが残る壱之町通りを通って、大イチョウのところまで戻りました。
ここは三嶋和ろうそく店。創業240年、日本で唯一、全部手作りのろうそく店だそうです。
「右の茶色のろうそく、デカい」
ろうそく店の先の通りです。
道の真ん中に、融雪水が吹き出すパイプ穴がありました。
「寒いんだな、ここは」
先に進み、ちょっと道をそれて、「三寺まいり」の真宗寺に。
「ここの大イチョウも、見ごろだ」
再び古い町並みに戻り、渡辺酒造店へ。お土産に、純吟蓬莱4号瓶を買いました。
何の工程でしょうか、何かを入れた白い袋を天日に干していました。
「あっ、石像。『もう一杯つげ!』と言っている」
大イチョウが見えるところまで戻って来ました。
「よく歩いたなぁ。ここいらでランチだ」