曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

住民が育てた桜の名所

2019-04-08 | あれこれ

隣町の利根町の中心近くに住んでいるため、ほぼ町民感覚で、町の図書館へ通い、秋の文化祭をはじめ、各種イベントにも参加しています。 文化活動が盛んで、公民館や生涯学習センターではサークル活動がほぼ毎日行われています。 昨年まで夫もいくつもある合唱サークルの一つにお仲間として受け入れて頂き、合唱を楽しませて頂いていました。  位置的には東京に近いため、首都圏へ通勤しながら子育てをする住民で賑わっていた町も、過疎化の波にのまれ、残念ながら何年か前に過疎地指定を受けてしまったそうです。 

そんな中、町を愛する住民を中心に町おこしの活動が盛んにおこなわれています。 その一つとして、平成13年3月に町民の提案で、「桜堤」が作られました。 目的は、川と緑に親しみ、人と触れ合う憩いの場を作るというものです。 町民が182本の桜の木のオーナーとなり、今や大きく育った桜の木は枝を伸ばし、見事な桜のトンネルになっています。 傍らには利根川がゆったりと蛇行しながら流れています。 

左に流れる利根川の先は取手、遠くに霞む山の上に東京芸大があります。

 

 

役場内ホールでは、お茶会やカフェ、手作り品の販売コーナーなどが並び、子供連れの家族やお年寄りたちで賑わっていました。 駐車場は商工会の人々を中心とする特産品や各種屋台が軒を並べ、こちらも大賑わいでした。  4月6日と7日の「さくらまつり」は好天気に恵まれて、近隣住民も沢山訪れ、その模様がJコムTVで9日からが放映されるそうです。

私も昨日行って、桜のトンネルを満喫してきました。 途中でスリランカ人の若い友人夫妻と出会い、お互いに「アラ~~」。 奥さんのラスニーさんのご両親と従妹の家族も一緒で、皆さんでスリランカから遊びに来ているのだそうです。 会うたびにスリランカに遊びに来たら、と誘ってくれるので、いつかは・・・と願っていますが・・・

 

駐車場として利用させて頂いた、役場隣の徳満寺は長い歴史があり、かつて一茶も立ち寄って句作したそうです。 当時から現在に至るまで、俳句の会が続いていて、さくら祭りでも「句会」のコーナーがありました。

 

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