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駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

P・P・Fのシークレットライブで飛び入り

2007年06月09日 | ライブレポ
6月8日の夜“ハウス・オブ・クレイジー”に行ってきた。
この夜は正規のライブ・イベントではなかったが、オープン・マイクに“P・P・F”がエントリーしているという話があり、じゃあオレ達“生クリーム”も飛び入り演奏しちゃおうか、みたいなノリで“生クリ”メンバーのリーダーでギターのべーちゃんとベース&ボーカルのN・Andrewとの3人ででかけることにしたのだ。
20:00ごろH・O・Cに到着すると、正式のライブというわけでもなく雨模様のいやな天気だったにもかかわらず、多くのお客さんが“P・P・F”のライブステージを楽しみに待っていた。
そう、もちろん“生クリーム”はシークレットでの飛び入りなので、誰も知らないのである。
テーブル席にはビールや焼酎などのアルコールと灰皿が並び、いつもより年齢層の高い40~50代のお客さんたちは、通常のライブのような雰囲気で、久しぶりに会った昔なじみの仲間たちと会話に花を咲かせてライブ前のザワザワした雰囲気を楽しんでいるようだった。
その中にはもちろん“P・P・F”のメンバーもいて、オレは久しぶりに会った先輩ミュージシャンの顔を見て懐かしさを覚えた。
自分も25年以上昔には、メンバーとしてドラムを叩かせてもらっていた。まだひよっこの頃で、ろくにまともに叩けないくせに夢と情熱だけでものをいう生意気なやつだった。
その頃、「パワーがある」という理由だけで声をかけてもらって2代目ドラマーとして採用してもらったのだけど、練習のたびに思うように叩けなくて落ち込んでしまったのを思い出す。そして、3~4年?ほど在籍させてもらったと思うのだけど、ある日のライブが終わったときに、オレは突然修行に出たくなり「今日でバンドを辞めさせてください。」と言い出して、本当に辞めてしまった。でも、修行に出るわけでもなく、先輩メンバーの皆さんにはものすごい失礼な辞め方だったので、今でも思い出すと胸がきゅんとする。すみませんでした。。。

さて、“P・P・F”のライブが始まった。最初は2曲だけの演奏で、久しぶりのクレイジーで様子見という感じだったが、久々の小林さんのカッティング・ギターが冴えていた。

小林さんは、2月に“バークレイ”でトリオで演奏しているのを見て、それから少しお話したのだけど、病み上がりにもかかわらずお元気そうだったので嬉しく思ったが、今度はバンドなのでより元気に演奏しておられた。
最初の演奏はあっさりと終わり、お客さんの「もっとやれー!」のブーイング?の中、次に登場したのはオレ達“生クリ“である。
今回の“生クリ“というかオレのコンセプトは、「5月5日のリベンジ」だった。あの日、オレはどうにもこうにも調子が悪く、ノリが出ないうちに終わってしまって、残尿感?に満ちていたのだ。
しかし、今夜は“P・P・F”の久しぶりのライブなので、オレ達は前座である。前座より先にメインイベンターが演奏したが、お客さんの誰もがまたすぐ出てくるはずの“P・P・F”のライブが見たくてしょうがなかった。
見事なほどに需要と供給のバランスが崩れたオレ達の演奏だった。ひ~。

そんなわけで、リベンジは次回の持ち越すことにして、オレ達はさくっと演奏してさっさと引っ込んだ。今度は誰もアンコールのブーイング?はしなかった。
だけど、今回の演奏のクオリティ自体は決して悪くないと思った。次のリベンジの機会が楽しみだ。
いつも思うが、こういう演奏の場で、新たに自分のドラミングの課題みたいなものを見つけることができて、とても感謝である。すごいヒントが手に入った。
いつでもただでは帰らないオレなのだ。だは、だははは。へへ。

そして、いよいよ“P・P・F”の本チャンライブが始まった。
小林さんのギターはいよいよノリにノッてエンドレスだった。曲が終わると得意なワウを使った「ツクチャカ・ツクチャコ」というリズムに、山ちゃんの腹で弾くベースが乗っかって、ドラムが続く。
この曲が終わったと思ったら、次にはファンキーなリフを弾きだして全員を引っ張る。これぞ、小林節である。ギターのかっこよさを独り占めしていた。本当に唯一無比のギタリストである。かっこよすぎる。
そして、細野さんのヴォーカルに重なる小林さんのコーラスも、衰えることなくいい声だった。

また、細野さんのオトボケキャラは健在で、往年の迷曲「新箱根ラプソディ」で観客を大笑いさせてくれた。
何で“迷曲”かといえば、これはオレが25年以上前に在籍していたときにアイデアを出して皆で作ったコミックソングだからなのだ。懐かしくて、笑えて、涙が出そうになった。
オレ達はこの素晴らしいライブを堪能した。
また近いうちに次回があると思うが、オープンマイクの場合には情報が入りにくいから要注意である。
オレ達“生クリ”もシークレットでリベンジし続けそうだ。
アマチュアミュージシャンの皆さん、H・O・Cのオープンマイクに楽器を持ってどうぞ。
コメント (2)
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