駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

やっとの思い

2010年09月29日 | 駄日記
9月29日(水)
3日も前のことですが、駄日記の一つとして書いておきましょう。
26日の日曜日に、やっと、念願のお墓の移設とお袋の納骨を終えました。
もう無くなってしまった実家だったところ付近のお寺から、今の住まいの近くにある公営墓地に移設したわけです。
いろいろな問題や周囲の反対を説得し、或いは反対を押し切っての移設でしたので、すべて終えた後は正直ほっとしました。
今まで、かなり長い間逡巡していたことで非常識と言われるぐらいに納骨が遅れ、心にどうにも重いしこりのような感覚がありましたが、長いこと自問自答して、やるぞと決めてからはとんとん拍子にというか淡々と物事が運び、いよいよ完成だという時には、妙に緊張感がありました。
今後は、毎週でも墓参りに行けるぞという喜びと、まだ心の隅に、強く反対していた“おじさん”と呼ばせていただいていた父の古い友人の厳しい顔が思い浮かびました。
これは親不幸なのか、親孝行なのか、とても悩みました。
ただ今後お墓を守るのは、感情論として反対されていた“おじさん”でも親戚でもなく、次に入るつもりの自分とその家族なのだという思いが強かった。
当然多額のお金もかかりますし、今までのままいった方が無難じゃないかとも思いました。
しかし、いずれ親戚や自分が死んだ後のことを考えると、今、行動を起こした方が後々必ずいい方向に向くと結論付けたということです。
そんなわけで、やっと母のお骨を納めて、やっと、両親が揃ってお墓に入ったと思ったら、申し訳なかったという気持ちと、何とかここまで来たよという気持ちで、何だかどっと疲れが出てきてしまいました。
その夜、今までめったに見ることのなかった母の夢を見ました。
長いこと待たせてしまったけれど、やっと、夫婦そろって新しい場所で土に帰ることになりました。
夫婦喧嘩が絶えなかった父母でしたが、もう骨同士だから、いいかげん仲よくしてくれよなと。
これまでの、うっそうとしたお寺の暗い墓地は枯れ葉と蜘蛛の巣や虫やコケに包まれていましたが、今の市営墓地は広くて明るくてきれいで、きっときれい好きな父も母も喜んでいると思います。
そのほかにも、こまごまとしたいろいろな理由もありますが、とにかくいい方向に進んでいるんだと、そう信じるしかありません。

そして、今日は7年目の父の命日なんです。
早いもので、もう7年が過ぎました。
オレも少しずつ、死んだ親父の近くに向かっていますよ。
そして、またオレがそのうちそこに入るからね。
ということですよ。
コメント
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