駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

日本公演50周年ブーム

2016年07月17日 | ビートルズネタ
50年前の6月29日から7月3日までの5日間、初来日をして5回の公演を行ったザ・ビートルズ。
ニッポンの音楽シーンはじめ、文化そのものを動かした衝撃的な出来事ということでした。
残念ながら自分はまだ小学生の無垢な少年だったので、この喧噪のなかにはいませんでしたし、情報すら届いていなくて興味もなかった。
あれから50年!(きみまろさん風に)
今年の夏は、日本公演50周年記念ということでNHKをはじめTVでもいろんな特集が組まれていましたし、音楽雑誌も改めて特集版が発売され、なかなかの売れ行きだといいます。
自分もこの本を見つけて思わず買っちゃった人です。。。
ミュージック・ライフ誌の記念特集号。
手にとってペラペラと見てみると、NHKの特集番組で出演していた、当時のミュージックライフ編集者だった和服姿の星加ルミ子さんの記事があって、裏話的な内容が面白くてつい購入。
そして、前座として同じステージで演奏したニッポンのミュージシャンの裏話なども楽しい。
特に、ブルーコメッツのリーダーでドラマーのジャッキー吉川さんの回想録には、リンゴのドラムセットを触りたくて、ローディーの目を盗んで叩いたら「Don't Touch!」と怒鳴られた、なんて話もあって面白い。
しかもそのドラムのチューニングが、ヘッドの両面が「ベトベト」に緩く張ってあり、大変驚いたと言います。当時のジャッキーさんはジャズっぽいドラミングをしておられて、各ヘッドのチューニングはカンカンに張っていたのではないでしょうか。なので、現代では当たり前のロック的な低音重視のチューニングに目から鱗だったのかなと、当時を想像するのです。それにしても、このエピソード一つでも、ビートルズの音楽がいかに世界の先端を突っ走っていたのかということがわかります。
そして、あの謎。いつ見てもイライラとさせてしまう、ポールのマイクが振動でくるくると動いてしまってポールが歌いながら何度も直していた事件。あの真相がジャッキーさんによって明らかにされています。犯人は誰だ!?(笑)
この本、まだ隅々まで読んだわけではないですが、ヒマな時にペラペラとめくっては「なるほど~」などと思えるのも楽しい時間です。

こうして今年も、この7月が過ぎればこのブームも去っていくわけです。
でも、10月にはリンゴさんがまた来日して話題になりますね。もういいお年なので、「これが最後か?」なんて毎回のように言われていますが、リンゴさんはすこぶる健康のようですね。これが一番ありがたい。
50周年の話題、次はなんでしょうかね。
コメント
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