駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

耳せん効果と注意点

2019年04月09日 | ドラム&パーカッション
沼津でのソウルフィンガーライブで、初めて耳栓をして演奏しました。
実はその前のフレンドシップライブで使用する予定でしたが、なんと忘れてしまったのでした。忘れないようにとレコーダーのケースに入れておいたら、今まで一度も忘れたことがないレコーダーを忘れてしまったのというオチ。。。
この頃は小規模店舗でのソウルフィンガーライブで必ずと言っていいほど難聴になります。その症状とは、大音量で耳がやられて音程が取れなくなること。
まず、ベースの低音域がこもり他の楽器と音程がずれて聞こえる。これが一番やっかいで、自分はコーラスもするので音程が取れないと、音痴になって曲をぶっ壊して大恥をかきます。
そして、完全に耳がやられると音の塊になり、メロディー部分もわからなくなる。ただ音程が取れなくても、心で歌いながらドラムを叩くので間違えることは殆どないけれど、ギターなどのアドリブが長引くと頭がどこへ行ったか分からなくなる危険性があります。

原因は、思うに次の4点のケース時に起こる。
①こればかりは仕方がないけど、自分の加齢による聴力劣化。
②ライブ終盤のR&Rでの大音量になるケース。
③ステージが狭くベーアンとギーアンに挟まれてセットしているケース。
④ドラムにボーカルモニターがないケース。
以上のケースというと、このところ続いているフレンドシップでのライブが該当します。
数年前まで「カフェサイモン」で定期ライブを行っており、似たような規模ででしたが、当時は自分も少し若くて耳がまだ健康だったのであまり気にしていなかったけれど、最後の方には耳がやられた記憶があります。
①の聴力低下は情けないけれど、これが全ての始まりです。個人差があると言いますが自分の場合は中音域が弱いようです。
②もある程度は仕方ないと思う。オールディーズバンドでもありR&Rバンドでもありダンスバンドも兼ねています。ライブ序盤のポップスや軽めのR&Rは全然問題なくコーラスも取れますが、終盤のノリノリのツイストタイムになると音量が上がります。
③大規模ホールなら各アンプにマイキングしますが、フレンドシップではベースもギターもマイクなしでアンプ直で音量が上がるので耳がやられます。考えてみればバンドで最もアンプと至近距離に座っているのがドラマー。両耳の1m以内で各アンプが大音量を発しています。
その点、沼津ではステージが広くてアンプがドラムから離れており、アンプの音量は気にならなかった。結局、ここさえ改善できれば耳栓はいらないかも、という気もしますが。。。
④ドラムモニターがあればボーカルとキーボードが返ってくるので音程は取れる。ベーアンの低音域を相殺して遮る効果もあり、大音量でも耐えられる確率が高くなると思われます。

そこで、沼津で使用した耳栓ですが、音楽専用で効果として全体の音量を軽減し、金属音などの高音域も弱くしてくれるといいます。
ですが、今回は会場が広くて吸音もよかったし、各アンプも離れて設置しており、なくても差し支えはなかったかな。もちろんR&Rは激しかったですが、音程はすべて取れました。
次回のフレンドシップで真価を発揮してくれるといいなと思います。

耳せんの注意点。
全体の音量を下げてくれるので、普段よりスネアの音が物足りなく感じます。それで、余分に力が入らないよう抑制しないと、普段よりドラムが喧しくなる可能性があります。自分が音量を上げて、ギター&ベースがつられてより音量を上げるという最悪のケースにも繋がります。
それと、慣れていないとライブ終了後も耳栓をつけたままいて、お客さんと挨拶などをして声が遠くてチンプンカンプンという事もあるので要注意。
実は、沼津のライブでスネアのヘッドが破れました。アンコールでヘッドに違和感があってテンションが下がっていくのを感じましたが、案の定割れていました。
13インチスネアは割れやすいんですが(これホント)、寿命だったのか余分に力が入ってしまったのか、原因はよく分かりませんが、今後気を付けたいと思います。

ちなみに、ザ・スターキーのライブでは難聴になったことはありません。ビートルズバンドなのでコーラス重視のために楽器類の音量が抑えてあるためであります。そしてPAで全体の音量を上げるので、客席へはボーカルを大きくし、ステージ内は音量控えめというコンディションとなります。
コメント
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