駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

フィルがフィルを差し替えた?

2020年05月11日 | ビートルズネタ
5月11日(月) 本日のJOG=45分
一昨日の日記の内容を、一部訂正したいと思う。

ザ・ビートルズの曲「Dig a Pony」で、2つのバージョンのドラムのフィルインの違いについての考察です。
日記には、こんなふうに書いた。

『Dig a Ponyは、アルバム「Let It Be」のバージョンは音源が最新版のデジタルリマスター音源、アルバム「Let It Be Naked」は当時のアナログ盤で、ドラムのクリアーさが違う。音色は一緒だけど、デジタルリマスター版はノイズを削ってスネアの細かいフラムだとかタムの音をクリアーに拾っている。それがアナログ盤だと音がひとまとまりで出てくるのでフレーズが違って聞こえるということだと思う。』

と書いてしまったんだけれど、やはりそれだけでは説明できない部分があるのですよ。
それは、最後のブレイクのあとのドラムのフィルインが、両者明らかに違っていて、アルバム「Let It Be」と、「Let It Be Naked」では、どう考えても全く違うフィルになっている。

アルバム「Let It Be」では、最初と最後のフィルインが全く同じものに聞こえて、なんとなく違和感があるのだが、「Let It Be Naked」バージョンはタムの音色とフレーズが違って生々しい気がしたのだった。
「Naked」版は、ポールによる再リリースで、フィル・スペクターが手を加え過ぎたアレンジを嫌い、録音した当時の臨場感そのまま手を加えないで発表した、「Naked=まる裸」というアルバムだ。
なので、「Naked」版が純粋に録音そのものということであるならば、「Let It Be」版は、フィル・スペクターが何かの理由で、最後のフィルを最初のフィルに差し替えた、ということなのじゃないのか。言ってみれば、「フィルがフィルを差し替えた」ということになるのだ。

しかし、それも自分で思ったことなので、事実を知りたい。
こんなことはレコードが発売されて50年も経っているわけで、世界中のコアなビートルズファンが調べ尽しているはずだろう。とっくに解明されているであろうことを、一人で何日もかけて頭捻るオジサンであります。
何かいい根拠となる資料はないかとネットで調べていると、こんな映像があった。
(ユーチューブの貼り付け方を完全に忘れたのでリンクした)

「Dig a pony - The Beatles (LYRICS/LETRA) [Original]」
https://www.youtube.com/watch?v=4Z55_h8PFpQ
Youtubeで見つけた映像というか音源だが、このドラミングはレコードと同じようだ。しかもどこのタムをどう叩いているか、フレーズがよくわかる。
しかしこのバージョンが正しいのなら、「Let It Be Naked」バージョンが差し替えていることになり、「フィルがフィルを差し替えた」ことにはならない。

う~む。やっぱり何が何だかさっぱりわからん。。。
だけど、コピー作業には最高な資料だ。
世の中には、無駄な努力はない、と思いたい!

コメント
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