「富士山」で思い出す

2月24日（木）本日のJOG=45分
昨日、富士山の日について書きました。富士山というと、なぜか思い出すことがある。
それは、バークレーがまだ電車通りにあった頃の話。ザ・スターキーが定期ライブを続けていた頃だ。土曜日の夜、サウンドスタッフでのドラム教室を終えてから行って、ブルースナイトで演奏したり、ただ飲みに行ったりしていた。
あの頃はまだママさんが倒れる前でお元気だったが、逆にマスターが体を壊して人工透析を始めて気落ちしていた頃だった。いつものようにママさんとマスターがいて、ミュージシャン常連客が2～3人で飲んでいた。
ママさんが笑いながら言った。
「朝ね、マスターがぽつりと富士山が見たいって言うんだよ。仕方ないから、私が運転して富士山見に行ってきたじゃん。」
仲のいい夫婦だなあなんて常連たちに冷やかされていたのだが、そんな風景が妙に印象に残っている。

あれからバークレーは駅前から移転して、仕事帰りに寄ることはできなくなったが、マスターが一人で店を守っている。
ママさんはもういない。美人で笑うとステキだったけれど、突然倒れてそのまま亡くなられた。
ここ2年間、バークレーはコロナ禍で店を休んだり再開したりしていたが、この頃は週末だけの営業だがライブも復活している。
営業時間は、夕方からやって早い時間に店を閉めるようになったので、ドラム教室のあるオレは時間が重なって全く行けなくなってしまった。でも、2～3か月に一度だけ、土曜日のレッスンを休みにしてブルースナイトに顔を出して、マスターの顔を見てくることにしている。