今回のテーマ:今回のテーマ:経団連の企業行動憲章 第7版発行
CSR経営をサプライチェーンにも行動変革を求める
一般社団法人日本経済団体連合会が企業行動憲章 第7版を発行しました。
今年の夏だったか環境委員と一緒に経団連の教育・CSR本部の統括主幹様を
訪問したおり近々行動憲章の改定を考えているとのことでしたので、経団連のHPをマークしていましたが、今年の11月7日付で第7版が発行されました。
ご存知の様にこの憲章は日本の企業経営者の行動指針と考えられていて、企業経営者の経営に影響しています。この憲章が最初に作られたのは1991年です。なぜこのような憲章を作成することになったかですが1988年にリクルート事件が発生、日本の企業に危機意識が発生したからと考えます。
● 「CSRをサプライチェーンにも普及させる」に改定
第7版の改版の大きなテーマはCSRを自企業ばかりでなくグループ企業、サプライチェーンにも普及させることだと考えます。
10原則の題を下記しますが、今回特に10項目目が変わったと考えますので少し詳細に
記します。
1.持続可能な経済成長と社会的課題の解決
2.公正な事業慣行
3.公正な情報開示
4.人権の尊重
5.消費者・顧客との信頼関係
6.働き方改革、職場環境の充実
7.環境問題への取り組み
8.社会参画と発展への貢献
9.危機管理の徹底
10.経営トップの役割と本憲章の徹底
● サプライチェーンへの普及には
この10原則目をもう少し詳しく記しますと
経営トップは、本憲章の精神の実現が自らの役割であることを認識して経営にあたり、実行あるガバナンスを構築して社内、グループ企業に周知徹底を図る。あわせてサプライチェーンにも本憲章の精神に基づく行動を促す。
また、本憲章に反し社会から信頼を失うような事態が発生した時には、経営トップが率先して問題解決、原因研明、再発防止等に努め、その責任を果たす。
と書いてあります。
● 「SDGsを経営に組み込む方法」として(CSRを経営に組み込むための参考になります)
企業行動憲章 実行の手引き(全141p)の120ページにコラム欄があり「SDGsを経営に組み込む方法」として
企業行動憲章のPDFは次のHPを参照下さい。私のパソコンはページが多いためか、バージョンが古いのか表紙のみであとは白紙だったので事情を話すと経団連は郵送して頂きましたが。http://www.keidanren.or.jp/announce/2017/1108.html
ステップ1:SDGsを理解する。
ステップ2:SDGsの17の目標すべてを企業に組み込みがたいので優先順位をつける。
ステップ3:目標を設定する。
この場合KPI(主要業績評価指標Key Performance Indicator)を設定する。
ステップ4:経営へ統合する。
経営トップがリーダシップを発揮しKPI達成に向けて自社やグループ企業、サプライチェーンに周知徹底する。
ステップ5:報告とコミュニケーションを行う。
報告書はこの1年一生懸命頑張りましたでは効果的報告ができないので、GRI(Global Reporting Initiative)などが定める国際的な報告基準に則り、報告書を作成する。
大企業とか輸出企業の環境CSR報告書はGRIに沿って報告書を書いていることは環境経営士の方は承知ですが。
このGRIには「マテリアリティ」の考え方を提唱していて視覚的(見える化)に報告書を作成することが重要であるとかいてあります。
マテリアリティについてわかりやすく表示したのが筆者では下記のHPかな思います。
ここは商売にしていますが。かなり時間と力量が必要な感じで商売になるんですね。
http://www.responseability.jp/pj/mtas
● 環境経営士の方にお願い CSRに関心のある企業の紹介依頼
さて以上が一般社団法人日本経済団体連合会が企業行動憲章の改定の主な内容(環境CSR事業部の視点からの)です。
お願いですが環境経営士の方は「環境経営士」またはhttps://www.compact-eco.com/で検索され「環境経営士専用」ページから入り「コンパクトCSRガイドライン」をご参照下さい。
皆さまにもお伝えしてありますが、「環境CSR経営」を解りやすくリーズナブルな費用で中小企業に普及させる事が「環境CSR事業部」の目標です。
企業と関係のある方は「コンパクトCSRシステム」を薦めていただけませんか。
最初は当環境CSR事業部の委員と取り組んでいきたいと考えていますのでよろしくお願いいたします。
● コンパクトCSR導入費用は
先ほどの「コンパクトCSRガイドライン」に費用のことが書いてありますが、7万円の内訳は4万円が当該企業を見つけ、3カ月コンパクトCSRを導入支援をした環境経営士への支援費用で残3万円は本部と第三者機関への評価費です。この費用ではとても充分な支援ができないので何時間かが必要になります。環境マネジメントシステムでありますコンパクトエコシステムの場合は平均6~8時間要しています。1時間1万円として6~8万円別途請求させていただいています。都合13万円~15万程度要します。本部から最初派遣する場合は別途旅費・交通費が掛かります。
● 「コンパクトCSR」チラシが出来ましたのでご希望の方はどうぞ。
上記コンパクトCSRのチラシが出来ましたのでご希望の方はoffice@eieishikai.comに 住所 氏名 電話番号と「コンパクトCSR」チラシ何枚送れと申し込みをお願いします。
この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。
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