テクニカルショウヨコハマ出展の経験から
今年もテクニカルショウヨコハマ2017が横浜市のパシフィコ横浜で2月1日から3日まで開催されます。今年のスローガンは「未来を開く新技術」です。http://www.tech-yokohama.jp/tech2017/
規模は東京ビッグサイトほどではありませんが出展団体は約500社、3日間の入場者数は約3万人です。
ここに日本経営士会 神奈川経営支援センターは毎年ビジネスソリューション分野で出展をして今年で14回目かと思います。費用は1ブース(3m×3m)標準14万円程度です。当会は2ブースを使用しています。この費用は当初経営士が数名がお金を出し合ったこともありますが途中日本経営士会から公益事業として補助して頂いたこともありました。
ここに出展した折の経験を記述して、皆様の関係企業が展示会に出展を依頼されたら、下記をご参考にされ少しでもヒントになることがあれば幸いです。
●出展目的、コンセプトを固める。
出店目的は新商品の知名度向上か、売り上げ拡大か、企業名を知ってもらいたいのか、競合他社との差別化された特徴をアピールしたいのか等出展目的がはっきりしてないと、何人かで出展の準備をする場合にそれぞれがバラバラの方向に進む場合があります。
●事前広報を徹底的に
展示会への来場者は情報収集を目的にくる人が多いですが当社の出展物は何か事前に知らせることにより来場者は目的意識をもって当社のブースに立ち寄ってくれます。
事前広報は自社の顧客、今までに名刺交換した方にメール、郵送、FAXします。自社ホームページ、SNSなど考えられる手段で広報します。
●ブースの展示内容
ブースの前を通る来場者にコンセプトに沿ったチラシ、ポスターなどの展示はもちろんですが「おや」思わせる仕掛け例えば動画とか、新商品の実演などを実施します。ポスターは専門家に頼まなくても最初はワードで作りA1などに拡大すればと考えます。日本経営士会は2ブースの内1ブースを使い ミニセミナーをここ数年実施しています。このセミナーの時間表も先ほどの事前広報の中におりこんでおけばこのテーマの話を聞きたいと目的意識を持ってきてくれます。
●ブースに寄ってもらうための動機付け
ブースに寄ってもらうために例がよくないですが「餌」を与える必要があろうかと考えます。
かって当会のブースに来られた方には「あなたの会社の経営力は」の小冊子を経営士仲間数人で書き事前広報をしたこともありました。
●出展者セミナーには積極的に参加
展示会の企画者(テクニカルショウヨコハマの場合は神奈川県産業振興センター、横浜市工業会連合会などです)は出展者セミナーを募集しています。このセミナーは無料ですから是非使ってください。企画者は出展者セミナーの出展団体、企業名とくれます。このテーマのキャッチコピーの表現で聴きに来る人もいます。ここに参加した経営士で環境経営士が1時間弱のセミナーで聴講者の企業から環境経営の支援依頼があり「コンパクトエコシステム」(中小企業が導入しやすい環境マネジメントシステム)を導入されたこともありました。
また類似ですが、テクニカルショウヨコハマでは神奈川産業振興センターがビジネスオーデーションを毎年実施しており、優秀なビジネスプランを作成した企業を表彰しています。
日本経営士会は日本経営士会賞を設けて表彰をしています。(日本経営士会の知名度向上に貢献をしています)
●会場の出展者も顧客
最近は企業訪問する場合アポイントを取らないとなかなか訪問がきつくなっていますが、他の出展者も顧客と考え名刺とチラシをもって会場内をまわりましょう。名刺交換すれば企業訪問がしやすくなります。まず相手の出展商品について関心をもちながら聞き最後に当方のチラシと名刺を出し売り込みます。
●事後のフォロー
展示会終了後、来客者のニーズに対する回答、当初の目的は達成したか 反省点は?
入手した名刺の整理などが考えられます。今後の営業活動に使います。
また他の出展者のブースで多く来場者が集まっている場合、なぜ集まっているかよく観察をして下さい。今後の出展のヒントがつかめるかと考えます。
以上
この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。 日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。
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