「カーボンニュートラルCN・TCFDとトランジション・ファイナンス」シリーズ⑩
7月に開催した環境経営士対象フォローアップセミナーのテーマは「カーボンニュートラル
CNに向けた日本の政策」副題として2050CN実現に向けた金融施策-TCFD-トランジション・
ファイナンスでした。講師は国の政策立案者の講演からです。
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第2節 産業のエネルギー需給構造転換
⚫ 徹底した省エネを追求し、CO2フリーなエネルギー消費へ転換していく方向性は業種横断で
共通の考え方。その上で、利用可能な技術、サプライチェーン上の位置づけなどに応じて、
カーボンニュートラルへの道筋は異なり、自社の置かれた環境を踏まえて、適切なトランジション
(移行)を描き、設備投資を進める必要
⚫ 中小企業については、温室効果ガス排出量の「見える化」の促進、カーボンニュートラルに向けた
設備投資の促進のため、地域の金融機関や中小企業団体等の支援人材育成等を図りつつ「プッシュ型」で
支援施策を紹介して促進
第3節 地域・くらしの脱炭素に向けた取組
地域の脱炭素トランジションは、経済社会全体やエネルギーインフラのトランジションの時間軸を俯瞰して
推進すべき。地方自治体をはじめとした関係者の主体的な取組を促進する
⚫ 再エネ含め、各地域の特色ある地域資源を最大限活用し、地域経済を循環させ、防災
や暮らしの質の向上など地域課題解決に貢献するよう、Win-Winで進める
⚫ 消費者の意識・行動の変化も重要、脱炭素に資する製品・サービスの需要を拡大させ、さらなる
経済社会変革につなげていく
⚫ 資源循環関連産業の発展、生物多様性への負荷低減、気候変動適応の取組を脱炭
素と同時に進め、炭素中立型の経済社会への転換に貢献
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