一般社団法人日本経営士会はSDGsの基礎にもなる「環境CSR経営」の普及支援を行っています。環境経営士が支援を行います。

中小企業に役立つ情報、環境CSR経営、経営改善手法、補助金、日本経営士会の御案内、経営コンサルタント・経営士の活動など

SDGコンパス シリーズ①

2020-11-16 09:24:50 | SDGs・CSR・環境経営

このブログは一般社団法人日本経営士会の「環境経営士」向けに発信しているメルマガ記事を転載しています。

「環境経営士」は環境教育等促進法(正式名称:環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律)

に基づき環境人材育成の講座として 環境省、経済産業省、農林水産省、国土交通省、文部科学省の認定を受けています。現在約50団体が認定されています。環境経営関係で認定されているのは稀有な講座です。

日本経営士会は環境、CSR、SDGsで広範に活動している株式会社オルタナと連携をして、SDGs経営、CSR経営、環境経営を普及させるべくともに活動をしています。

日本経営士会 CSR環境事業部のホームページをご参照ください。hppps://www.compact-eco.com

 

今回から日本経営士会が取り組んでいる、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」についての記事を数回に分けてお届けします。

SDGsは2030年まで地球とか人類の課題解決に向けて国連が定めた17のゴールのことです。

企業などがSDGsをどのように活用していくか書いたガイドラインが「SDGコンパス」です。

 

「SDGコンパス」の要約

企業がSDGsを使ってどのように新規事業を開拓していくかの方法を「SDGコンパス」(複数形のsは入りません)と称して世界に公表されています。「SDGコンパス」を作成したのは、国際的なNGOのGRI、国連グローバル・コンパクト、国際企業で構成される組織WBCSDの3者で、日本語に翻訳したのは、GCNJ(グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン)とIGES(公益財団法人地球環境戦略研究機関)です。

SDGコンパスは5つのステップに分かれていますが、数回に分けて要約して皆様にお伝えします。和訳した文ですが大事だと思える文をピックアップしてあります。

原文を和訳した文は

https://sdgcompass.org/wp-content/uploads/2016/04/SDG_Compass_Japanese.pdf

をクリックして下さい。和訳文はA4で30ページあります。

 

まず「SDGコンパス」の概要の要約

  • SDGs は、なぜ企業にとって重要か。

 企業は、SDGs を達成する上で、重要な役割を担ってくれる。企業は、それぞれの中核的な事業を通じて、これに貢献することができる。私たちは(国連などの機関:筆者注以降()は私のコメントなどです)、すべての企業に対し、その業務が与える影響を評価し、意欲的な目標を設定し、その結果を透明な形で周知するよう要請する。(お願いするでなく要請するは強い言葉ですね)

  • 企業がSDGsを今後の企業戦略に織り込むメリット

・将来のビジネスチャンスの見極め

SDGsは、地球規模の公的ないしは民間の投資の流れを、SDGs の課題の方向に転換しつつある。革新的な抜本的な変革を進めていくことのできる企業は、成長する市場はSDGs関連だとわかりつつある。

・企業の持続可能性に関わる価値の向上

企業の持続可能性のための理論的根拠はすでに十分に確立されているが、環境コストなどは今まではCO2を外部に放出しても企業の責任ではなかったが、CO2削減は市場命題ともなるとCO2を外部に出さないすなわち省エネ機器とかCO2を出さない水素エネルギーに切り替え要請が強くなってきます。(外部コストを内部コスト化し内部コストを低減する考え)

・ステークホルダーとの関係の強化

SDGsと経営上の優先課題を統合させる企業は、顧客、従業員その他のステークホルダーとの協働を強化できる一方、統合させない企業は、法的あるいはレピュテーション(悪い評判)に関するリスクに益々さらされるようになる。

・社会と市場の安定化

社会が正常に機能しなければ、企業は成功できない。SDGsの達成に貢献することは、ルールに基づく市場、透明な金融システム、腐敗がなく、良くガバナンスされた組織など、世の中のビジネス成功に必要な柱を支援することになる。

・共通言語の使用と目的の共有

SDGs は、共通の行動や言語のなので、企業が、その影響やパフォーマンスについて、より一貫して、そして、より効果的に、ステークホルダーと意見交換を行うことが可能となる。

 

  • SDGコンパスとは何か

SDG Compass の目的は、企業が、いかにして SDGsを経営戦略と整合させ、SDGs への貢献を測定し管理していくかに関し、指針を提供することにある。

指針は、企業が SDGs に最大限貢献できるよう 5 つのステップを提示している。

SDG Compass は大きな多国籍企業に焦点をおいて開発された。中小企業、その他の組織も、新たな発想の基礎として、必要に応じて変更して、この指針を使用することが期待される。指針は、企業レベルで使用されるものとして作成されているが、必要に応じ、個々の製品や拠点、部門レベル、さらには特定の地域レベルにおいても適用できる。

SDG Compass に関するこの指針は、5 つのステップを、順を追って一つずつ説明するように構成されている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿