『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

泣いたり笑ったり・・・(最近の母)

2017年02月13日 | 介護
ちょうど一年前、
伊豆の河津桜を見に行くために
母を預けたお泊り先のその施設の中で
母は、骨折をしたのでした。


それから3か月半の入院生活があって
母は、また元気に復活しました。


小規模多機能型居宅介護施設を紹介され
毎日元気に「登園」しています。


ただ、やはり
認知症の波が
結構短い間隔で現れるようになって
その都度「忘却」の部分が顕著になっていきます。


正月明けから2週間ほどで
その波が、それも結構大きな波がやってきて
約10日間、施設に行くのを嫌がり
仕方がないので、私や姉が送り迎えをしたり
私が休んで母を家で見たりしました。

認知症は、感情の病気の部分も大きいと思います。
認知症鬱、とでも言いましょうか。
起きられない、
食欲がない、
元気がなくなる、
悲観的になる、

そういう時は、うつ症状の方への対応と同じで
力づくはダメ、
強い言葉もダメ、
励ましもダメ、
のような気がします。


母の場合は、こういう時期が過ぎるのを待つ・・・
とでも言いましょうか?
(ただ、いつになったら調子が戻るのかが読めないことがつらい)
「黙って見守る」ということをしてきました。

朝、そう~っと、様子を見に行った時に調子を聞く。
少し話をすれば、その日の調子がわかりますから・・・
それで、その日、施設(デイサービス)に行くか決める・・・
そんな日を10日ほど繰り返していたら
いつの間にか、
前向きになって明るくなって、
今はまた、毎日「迎えが来るもの」と思って
起きて待っています。

ただ、健忘は少し進んでいます。
洗面所も、時にはトイレまでも
場所がわからなくなることがあるのです。


そうやって、
認知症が進行していくのでしょう。
仕方のないことです。

母、まもなく92歳です。
認知症を発症してから、
まもなく8年を迎えます。
コメント (4)
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