新型コロナウイルスの流行のせいで、
保育園や学校の行事が、中止になったり延期になったり見直されたりしました。
チーちゃんの保育園の運動会もご多分に漏れず
ずいぶん縮小され、観覧者は二人のみ、という指定があって
じいとばあは、ナオちゃんのお子守りをしながら
家で過ごし、運動会を見ることがかないませんでした。
親子遠足も、参観日もすべて中止になって
仕方がないこととはいえ、
保育園との距離ができてしまった感があります。
今日の新聞に、中学生の修学旅行の記事が出ていました。
いつもなら、京都・奈良が目的地のはずが、
県内で修学旅行を済ませた、という記事でした。
そして、中止になる学校が多い中で、修学旅行ができただけでも良かった、
それに、県内にも、こんなに素晴らしい場所が沢山あることを知った、
などと、生徒の感想が載っていました。
密を避けるために、四つあるクラスは
みんなコースが違っていました。
担任の先生が中心にはなりましたが、生徒たちも積極的に自分の意見を出して
体験学習も混ぜた、思い出に残る旅行となったようでした。
考えてみると、長野県は有名な観光地が沢山ありますし、
歴史的に重要となる遺構(松代大本営地下壕)や歴史館(満蒙開拓平和祈念館)などもあります。
南北に長く、東信、北信、中信、南信とそれぞれに見どころはいっぱいあり、
北は野尻湖や一茶記念館、南は阿智村の星空観賞、
東は軽井沢のカーリング体験、西は木曽の寝覚ノ床や妻籠宿、などと、
計画の中に、それらの地区がすべて入っていることも素晴らしいことでした。
(全クラスがすべてを体験したわけではありませんが)
自分の生まれた場所、生活している県を改めて知ることで
長野県の良さに気づいた生徒さんが沢山いたことに
うれしくなりました。
京都や奈良の歴史のある建造物も素晴らしいですが、
「修学旅行」の持つ意味を、
改めて考えるきっかけとなった今日の記事でした。