パジャマに着替えてトイレを済ませ
自分の部屋に帰るため
歩行器につかまろうとしたら
ふらっとしたのか、母は
その場にゆっくり崩れるように倒れました。
幸いにも
すぐそばに主人がいて
私もいたので
慌てて抱き起して事なきを得ましたが・・・・・
(まあ、重いこと重いこと・・・笑)
その夜、3時少し前
なにやら物音がするのに気付いて
目が開きました。
気付くと、
家じゅうの電気がすべてつけられ
明るくなった家の中(ダイニング)で
母が、
自分の席に座ってパジャマのまま
シャーシャー言うままのテレビを見ていました。
慌てて階下に降り
「どうしたの?」と聞くと
「あれ?みんなどこに行ってたのえ?
今帰ってきたとこ?
テレビが映らんもんでさ。
それに、わし、何にも食べさせてもらってないもんで
腹が減って、腹が減って・・・・・」
(夕飯は、多すぎるくらいしっかり食べたのですが)
「そう?ばあちゃん、夕飯は食べたんだけどね。
今、音がしたもんで起きてきたところよ。
夜だもんで寝ていたんだに。みんな寝てるの。
まだ、3時だもんで朝飯は作れないから
パンと牛乳でいい?」
「ああ、なんでもいいで、おくれ!」
菓子パンと牛乳を出してあげると
パンは食べずに牛乳だけ飲んで
「それじゃあ、また寝るか・・・」
そういっておとなしく
自分の部屋に帰っていきました。
お昼寝から起きて
おやつを食べた、ような
感覚だったのかもしれません。
夕方倒れたのは
この前兆だったようにも思います。
気が抜けたように倒れた時
以前 母は
「頭が真っ白になって
何にも覚えていない。」と言いました。
そして、その翌日
なにかしら認知症の症状が一段上がった(下がった?)ような
状態になりました。
今回の転倒も
この前触れだったのかもしれません。
朝を心配しましたが
朝は普通に起きてきて
自分で着替えもできて
無事にデイサービスにも行きました。
ただ、お昼を終えた後
「わしはまだ、お昼をもらってないけど・・・」
と言ったそうです。