NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を
毎週楽しみ見ています。
伊豆の国市の韮山で
「大河ドラマ館」が開催されている、ということを知ったので
是非に!、と、今回の旅の目的に加えました。
「大河ドラマ館」はどうってことなかったのですが、
その周辺、韮山地区は、
北条氏ゆかりの場所がたくさんあり、楽しく散策できました。
最初に尋ねたのは、
北条氏の氏寺「願成就院」
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「高野山真言宗 天守君山 願成就院」
北条氏の氏寺 です。
運慶作といわれている仏像(国宝)が拝観できます。
境内には、北条時政(大河では坂東弥十郎・演)のお墓もあります。
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そこから、ぐるっと回っておよそ600メートルほど歩くと
眞珠院があります。
「曹洞宗 守護山 眞珠院」
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八重姫(大河では新垣結衣・演)を祀ってある御堂(静堂)があるのです。
当地の言い伝えでは、八重姫は、頼朝との間に生まれた千鶴丸を実父、伊東祐親に殺されたうえ、
頼朝と北条政子が結ばれたことを知って悲観し、
狩野川の上流にある眞珠淵に身を投げて亡くなった、とされています。
その八重姫を供養するために建立されたそうです。
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中はこんな感じ。
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小さなお寺ですが、掃除の行き届いた気持の良い眞珠院でした。
御朱印を頂きました。
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コロナ禍の今、多くの寺社は
すでに書き上げた御朱印を下さることが多いのですが、
眞珠院では、直接御朱印帳に書き入れてくださいました。
右は、ご住職様
左は、奥様、
まだお若くて、八重姫のようにおきれいな方でしたよ。
そして次は成福寺。
北条氏の子孫(八代執権北条時宗の三男正宗)の建立。
真宗大谷派 晴雲山 成福寺
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遠くに富士山が見えました。
きっと、昔は家も何もないから、
もっと大きくはっきりと富士山が見えたんだろうなあ、と
ここに寺を建てた頃に思いをはせました。
さて、最後は狩野川を渡って「江間」の地籍へ。
北條寺(北条義時建立)があります。
臨済宗 建長寺派 巨徳山 北條寺
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木造観世音菩薩像と木造阿弥陀如来坐像が拝観できます。
国宝ではありませんが(静岡県指定文化財)
どちらも鎌倉時代、ということですから古いですね。
そして、北条義時(大河では小栗旬・演)夫妻のお墓があります。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/4f/78dad0656cf17db603c1af8676244832.jpg)
願成就院のある川向こうの地籍の狩野川沿いには、北条氏邸跡があり
こちらの江間の地籍とは、本当に目と鼻の先で、
大河ドラマの中で、江間次郎にいったん嫁いだ八重姫が
江間の館を抜け出て川べりから、あちらの北條館付近に弓矢を引いた場面が
なんとなく納得できました。
そうそう、
源平合戦の始まりとされる山木兼隆邸への襲撃、
その山木兼高邸があったとされる場所は、願成就院から守山方向に約2,5キロ、
意外と近いんだなあ、と
またまたあの時代に思いをはせました。
そんなふうに楽しんだ伊豆旅行。
また、これからの「鎌倉殿13人」が楽しみになりました。