今年も、1月のお誕生日会に
羽広地区の獅子舞保存会の皆さんに来ていただき
「羽広の獅子舞」を披露していただきました。
羽広の獅子舞は小正月に仲仙寺で舞合わせをしたあと
各戸を回って舞を披露するという、
400年も続く、この地区の伝統行事です。
代表の方から、そんな説明をしていただきました。
羽広の獅子舞は、2頭の獅子が一緒に舞う、という
全国的にも珍しい獅子舞のようです。
<左側の口を閉じているのが雄獅子、右側の口を開いているのが雌獅子>
また、舞方、囃方(笛・太鼓)とも雄・雌で異なり、
それぞれ別のお囃子に合わせて舞うのも独特です。
羽広地区の南の地区は雄獅子、北の地区は雌獅子、と決まっていて
だから、別々のお囃子が「合奏する」という感じになるのです。
雄は勇壮活発に、雌は優しく静粛に舞うとされています。
別々の舞なのに、なぜか息が合っています。
(以下は、ホームページから)
舞は、まず双方で四方の天地を押し開く「肇国(チョウコク)の舞」にはじまり、
悪魔を打ち払う「剣の舞」、
御幣と錫杖で豊作を祈る「豊穣の舞」、
御幣を持って子孫繁栄を祈る「子宝の舞」と続き、
最後に獅子頭を持って口を開け閉めさせる「悪魔払いの舞」
の5つから構成されています。
この5つの舞を総称して「阿吽(アウン)の舞」と呼びます。
20代の若い方が2名おりました。
後継者もしっかり育っているようでした。
素晴らしい郷土芸能が
これからまた、100年、200年と続いていくといいなあ、
そんなことを思いながら見させていただきました。
今日、観ていた子供たちの中からも
そのうち、獅子を舞う子供たちが出てくるかもしれません。