先日、お隣のおうちで、
おじいさんが松の木の手入れをしているのかと思っていたのですが、
夕方見ると、
大きなその松の木が無くなっていました。
それをいち早く見つけた主人が
「〇〇(屋号)のおじいさん、あの松の木、切っちゃったぞ!」
と、驚いて言いました。
このおじいさん、わたしの「剪定」の師匠で
一昨年、南天の剪定の仕方を手取り足取り教えてくださったかたです。
このことは、近所でも話題になりました。
そして、集落の皆さんも、
なんとなく、考え込まされました。
というのも、住人の半数以上が高齢者という限界集落です。
高齢者のみの家庭も三分の一はあります。
いったい、これから先、だれが庭木の手入れをするのか、ということなのです。
息子(娘)家族と一緒に暮らしていても(敷地内別居とか)
庭木の手入れを、若い者がしてくれるとは限りません。
庭屋さんをお願いするのもお金がかかります。
(田舎ですから、庭の広さや樹木の数は半端ないのです。)
現に、その例のおじいさんも、
娘さんとその息子(孫)と暮らしていらっしゃいます。
「後は頼む」と言えば、やってくれると思うのですが・・・・。
数年前にも知り合いのおばあちゃんちで、
家の裏にあった大きな松の木を4本、
本職を頼んで伐採していました。
大きなクレーン車で道路に倒れこまないように
釣り下げながら切っていました。
併せて、保育園の下にあった大きな栗の木も切ってしまいました。
(この栗の木の下で、栗拾いを楽しませてもらったのに)
「もう、息子は帰って来んちゅうもんで、台風でも来て倒れて
道路をふさいで、皆さんに迷惑かけちゃあいけんでねえ。」
今までおそらく、100年くらいそんなこと(木が倒れるようなこと)はなかったと思うのですが
それでも、この先を案じ、自分の齢を思い、
おばあちゃんは、そう決断されたようでした。
実は我が家でも主人は、
家の周りの植木を、ある高さ以上は伸びないように
数年前から、頭を止めています。
脚立で剪定できる程度の高さまで、と決めているようです。
父が植えたお墓の高野槇も、
今年思い切って頭を落としました。
そんな状況なのに、
能天気な私は今年も2種類の木を植えました。
ほしいと思っていた「モクレン」(紫)
本当はハクモクレンが欲しかったけど、なかったので仕方がありません。
隣に、コブシがあるから、それで我慢しましょう。
それから「山茱萸」
主人の実家からいただきました。
マンサクでもよかったけれど(春一番に咲くから、ね。)
まだ小さい木で、花を楽しめるのはいつになるかしら?と思っています。
息子からは、
「それ以上、木は植えなんでください。」と言われていますが、
昨年、桜の木を3本も植えてしまったし、
珍しいアジサイの苗を2本注文してしまったし、
我が家の庭木の断捨離は、なかなか難しいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます