施設を退所して家に戻ってから
初めてのお泊りになります。
金曜日の夜、私が留守をしたからですが、
もう、1時間も私が家を留守にすることは難しくなりました。
以前でしたら、
お昼にお弁当を作ってテーブルに用意しておいてあげれば
日曜日などは
9時ころから4時ころまで留守をすることも可能でした。
でも今は、まず歩行ができません。
歩行ができないということは、
自分の思うように動けないということで
トイレに自分で行くことが出来ないわけです。
日常のほかのすべての行為もそう、と言うことになります。
母はもう、93歳ですし、認知症も進んでいますので
当然「おむつ」もしています。
でも、トイレには行きたくなるようで
その都度呼ばれます。
2時間ほど間が空くときもありますが
認知症のせいなのか
先ほどトイレに行ったことを忘れるようで
20分~30分おきに呼ばれることもあるのです。
夜は特に大変で、
自分が歩けないことを忘れてベッドから起きだして
その辺の家具や手すりにつかまって3~4歩歩きだし
部屋を出たあたりで、歩けなくなり
「おーい」「おーい」と呼んでくれます。
そんなことがあるので
初めてのお泊りで、職員の皆さんに迷惑かけていないかと
心配していました。
まるで、わが子の初めてのお泊りを心配する
母のような心境でした。
それでも、夕方
いい顔で帰ってきたときは、ほっとしました。
「早く帰りてえ…」って言ってましたよ。
と、職員さんが教えてくれました。
自宅と施設との区別はまだわかるようで
ちょっと安心しました(笑)