1日家にいてぼんやりしながら、時にはうとうとしながら、お皿を洗いながら、でもどこかで、自分の本体と自分の輪郭を少しずつ整えてぴったり合わせる作業をしていた。
自分と自分がぴったりしていれば、自分と他の人との関係もまちがいにくい。
なにも足りてなく過剰すぎず、なにも余計なことをしない地点。
壁もなくトゲもなく意図もなく縄もなく、ただフラットにニュートラルにやりとりできる地点。
人を放っておける。
と同時にその時々に必要なことを言ったりしたりできる。
敬意。
距離。
信頼。
まちがいだらけの中、小さな光に向かって私たちは伸びていける。