「あなたにご褒美をあげるわ」
「やったー、ご褒美」
そんなやりとりが朝にあった、忘れてたけど。
今日も一緒に一日働いたキクチさんが解散する前に私に小さな包みをくれた。
「ご褒美あげるって言ったでしょ」
え、これは
私が見かけてわあ素敵と言ったガラスのキャンドルケース。
どこのモールだったかな、豊川かな、ちょっと個性的なローカルブランドのお店にあったものだった。
なんの迷いもなくひと目見て「あ」私のってわかることがある。
試着もせずデザインもよく見ず手を伸ばしてレジに向かうことが。
その時のそれもそうだった。
手にして、だけど棚に戻したんだ。
それが、ここに。
奇跡を目撃したようなしずかな驚き。
あの時に私が自分ものと知った一部をそっと世界に差し出して、それが一周して私に与えられたような。
本当だ。
ご褒美。
ひかりかがやく
ここにたどりついた私に
人生のご褒美。
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