車の入れない未舗装の小道を抜けると地の果てのような浜に出た。
砂に埋もれる小箱のようなコンクリートの建物。
大きく深くうねる海へと続く桟橋。
遠くに風力発電の風車。
私たちは強い風に煽られてすぐに砂だらけになって、笑いながら歩きにくい砂丘を踏んだ。
船の着くことのない桟橋はまっすぐ沖に400メートル延びている。
風と砂と海、そして桟橋。
グレーチングの上から強く押し寄せる翠の波を見下ろしていたら、懐かしく美しいここがどこだったかわかった気がした。
「座標がちょうど今」と言った人と夢の中で会ったハテノ浜。
そこに本当に来てしまったんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/e0/f52fb54f7d993150cade085ddccac967.jpg?1663254819)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/5b/f68df7e7ebaeb1f4657e23dd4257a5f3.jpg?1663254919)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます