贅沢なうつくしい食べものを一口ずつ食べる。
この一口一口は、目のため、心のため、私の中にいる小さい女の子のためでもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d3/c0c54e6141866808710c567e61273aef.jpg?1611493114)
1日家にいてぼんやりしながら、時にはうとうとしながら、お皿を洗いながら、でもどこかで、自分の本体と自分の輪郭を少しずつ整えてぴったり合わせる作業をしていた。
自分と自分がぴったりしていれば、自分と他の人との関係もまちがいにくい。
なにも足りてなく過剰すぎず、なにも余計なことをしない地点。
壁もなくトゲもなく意図もなく縄もなく、ただフラットにニュートラルにやりとりできる地点。
人を放っておける。
と同時にその時々に必要なことを言ったりしたりできる。
敬意。
距離。
信頼。
まちがいだらけの中、小さな光に向かって私たちは伸びていける。
なんて人って無力なんだろう
こんなにちいさくて
それでもお腹は空くし
アップルパイは美味しくて笑う
空は異常にきれいだし
お散歩中の犬はこの世のものとも思われない可愛さ
りえさんが連れて行ってくれた興奮のパン屋さん、ASIBEのクリームパンを、食べていいよと夜更に息子に渡した。
むしむし食べる横から、どう?美味しい?と聞く。
うん、まあ美味しいけど。
(いつもそんな感じ。けど、って何よ)
ああ、買ってきてすぐに食べさせればよかった。
メロンパンをあげたからクリームパンは半分こにしようかと思っていたら遅くなった。
よくばりの自分を反省。