Praha

日々、楽しんで...

木曜組曲

2009-08-18 | 
恩田陸。
素敵なタイトルに惹かれて。

女流作家重松時子の死から4年。
「うぐいす館」に集まった5人の女達が、彼女の
死の真相をめぐり当時の事を想い出す。

  木曜日が好き。
  大人の時間が流れているから。
  丁寧に作った焼き菓子の香りがするから。
  暖かい色のストールを掛けて、お気に入りの本を読みながら
  黙って椅子にもたれているような安堵感を覚えるから。
  木曜日が好き。
  週末の楽しみの予感を心の奥に秘めているから。
  それまでに起きたことも、これから起きることも、全てを
  知っているような気がするから好き・・・

と、亡くなった重松時子が木曜日を気に入っていたので、
木曜日をはさんだ前後で彼女を偲ぶようになったと。

もう少し恩田陸の作品を読んでみようと思っています。
コメント
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